PRIDE 7.29"プライド15"でリングスとプライドの頂上決戦!
リングスKOKの現王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがプライドGP現王者のコールマンと激突!


噂は本当だった。遂にリングスKOK現王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラまでもプライドのリングに上がることが決定した。しかも、早速に 7.29 PRIDE 15 さいたまスーパーアリーナ大会に登場だ。その上更に、いきなりプライドGP現王者のマーク・コールマンと初登場にして激突だ。これは正にプライドとリングスの頂上決戦とも言うべきカード。プライドは本気でリングスを潰しにかかっているのか?一連のプライドによるリングス外国人選手引き抜き、及びリングス日本人選手の大量離脱のダブルパンチ、そしてリングスで活躍していた選手がプライドで結果を出しあぐねている事実によるリングスのレベルについての間接的なイメージダウンをリングス前田日明社長はどうかわし、切り抜けていくのか。選手派遣に関して新日本プロレスと協力体制を結ぶという噂もあるが。
前回のプライドのリングで、元リングスヘビー級王者ギルバート・アイブルがボブチャンチンにギブアップ負けし、リングスKOKトーナメント準優勝のヴァレンタイン・オーフレイムは番人グッドリッジにグランドでの打撃でタップアウト。以前、マイナーな部分ではリングスの古豪ハンス・ナイマンが藤田のプライドデビュー戦の踏み台として秒殺され、元リングスの喧嘩屋ヘルマン・レンティングは小路に簡単に負けてしまった。ルールが変われば慣れるまで勝てないのは当たり前で、極端な例ではプライドでは打撃で定評のある、ゲーリー・グッドリッジやイゴール・ボブチャンチンがK-1の試合に出ても勝てないのと同じである。プライドという同じリングでも、ルールを一部改正しただけで今まで無敗を誇っていたヒーロー桜庭が負けてしまったほどだ。しかし、一般のファンの見方はそうはいかないだろう。プライドとリングスは共に総合格闘技のメジャーな団体としてやってきている限り、同じ土壌と考えられ比較されてしまうだろう。ここら辺でリングスの為にも、そして他のリングスで育った選手達やリングスファンの為にも、KOK現王者としてノゲイラには良い試合をし結果を残して欲しい。

ノゲイラvsコールマン以外にも久々に登場のマーク・ケアーが前大会ではビクトー・ベウフォードに判定負けしたが今非常に勢いのあるヒース・ヒーリングと対戦。ケアーにとっても復帰戦のようなものだ。どういった戦い方を見せてくれるか。前回グッドリッジ戦で苦いプライドデビューをしたヴァレンタイン・オーフレイムがアスエリオ・シウバを相手に汚名挽回に望む。相手のアスエリオ・シウバはあのバンダレイ・シウバと同じジムに所属するブラジルの「シュート・ボクセの秘密兵器」といわれる選手。

それにしても、プライドはカードの出し惜しみがない。凄いカードの連発だ。ファンにはうれしい限りだろう。プライドの大会は毎回そうだが、今回の大会結果がドラタイの最強ランキングにも変動を呼ぶだろう。



7.29 PRIDE 15 さいたまスーパーアリーナ大会 追加及び決定カード(順不同)


マーク・コールマンVSアントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ
マーク・ケアーVSヒース・ヒーリング
ヴァレンタイン・オーフレイムVSアスエリオ・シウバ

桜庭和志VSクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
イゴール・ボブチャンチンVS佐竹雅昭
松井大二郎VSエベンゼール・フォンテス・ブラガ
大山峻護VSヴァリッジ・イズマイウ
石澤常光VSハイアン・グレイシー