ついに歴史ある全日本プロレスの3冠ヘビー級のベルトが本当の意味での他団体に流出してしまった。
いよいよ激化してきた全日本とゼロワンの全面対抗戦の中、メインで3冠王者のムタにゼロワンの長、橋本真也が挑んだ。久々にシングルで交わった二人は序盤戦から荒れた。先手を取ったのはムタ。ラフ殺法で橋本を痛めつけ流血させる。イス攻撃や凶器攻撃、毒霧、そしてシャイニング・ウィザードやムーンサルトまで繰り出し挑戦者を追い詰める。しかし、ムタが再三繰り出す毒霧をかわした橋本が反撃に転じた。袈裟斬り、キック、水面蹴り、三角絞め、そして逆シャイニング・ヴィザ−ドを炸裂させ、最後は垂直落下式DDTのフルコースでムタを押さえ、ゼロワンの橋本が全日本の至宝の第31代3冠ヘビー級王者に輝いた。
至宝のベルトを他団体に奪われた全日本は緊急会議を開き、タイトルを奪え返すための刺客の検討を行った。白羽の矢がたったのは嵐。ベルトを奪われたことにより全日とゼロワンの対抗戦は更に白熱する。
第7試合 3冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負 |
挑戦者 ZERO-ONE所属 | 20分00秒 | 王者 全日本所属 |
橋本 真也 | 3カウント (垂直落下式DDTから) |
グレート・ムタ |
第6試合 タッグマッチ時間無制限1本勝負 |
全日タッグチーム | 20分06秒 | ZERO-ONEタッグチーム |
○小島 聡 嵐 ケンドー・カシン 荒谷 信孝 |
3カウント (ラリアットから) |
大谷 晋二郎 小笠原 和彦 田中 将斗 X崔リョウジ |
全日の若手リーダーの小島が豪快バカヤローラリアットで崔を仕留めた。 |