NEW JAPAN パンクラス K-1 NHB
10.13 新日本 Ultimate Crush 結果 メインは真猪木軍が快勝!ホーガンも日本再上陸で蝶野をアックス葬



新日本プロレスの実質的オーナーであるアントニオ猪木が激怒しダメ出しをした今回の東京ドーム大会。観客動員数が4万7千人と東京ドームでのワースト記録を樹立してしまった。ホーガンの日本復活、坂口の再登場、新日本マットで初のパンクラス選手権やUCルールの総合格闘技の試合、ボブ・サップの参戦など話題はあったのだが・・・

メインは珍しい10人タッグイリミネーションマッチ。猪木は観ずに帰ってしまったというこのメイン。真猪木軍のメンバーにはボブ・サップ、パンクラスミッションの鈴木、寝返った中邑も加えある意味新鮮なメンバー。皆、少なからず総合の試合を経験している。プロレスでいうところのグリーンボーイの中邑でさえ既に3戦以上経験している。対する新日本軍は無理やり現役復帰した坂口を筆頭に永田と中西が総合を1試合ずつ経験しているものの純プロレス路線の選手達。総合経験者vs純プロレスラー的なプロレスの試合で総合経験者チームが二人残して快勝した結果は何を意味するのだろうか。しかも、前々日にK-1の試合を行っているボブ・サップが大暴れ。これで良いのか新日本と猪木でなくても言いたくなるような展開。

セミは負けても輝くミスター新日本の蝶野とオールドプロレスファン及びアメプロファンには馴染みのあるホーガンの一騎打ち。全盛期の迫力はないもののホーガンがアックスボンバーで蝶野を沈め、日本市場復帰戦を勝利で飾った。しかし、ここでも元世界的スーパースターながら50歳にもなったホーガンに頼ってしまう状況は考えものと言える。

新日本のリングで初のパンクラスのタイトルマッチは新日本所属でありながらパンクラス無差別級王者のバーネットをヘビー級王者の高橋がパンチで追い詰めたが、バーネットが高橋を三角絞めに捕らえギブアップ勝ち。完璧な防衛を果たした。Ultimate Crushルールでモンゴルの刺客を迎え撃ったパンクラスの渋谷はチョークスリーパーで見事ギブアップ勝ち。元リングスの高阪も吉田秀彦をセコンドに従えて登場し、UCルールで柔術出身の巨人ヒカルドンを迎え撃った。ヒカルドンは以前ヒカルド・モラレスとしてロシアで行われたノールールの大きな大会で優勝し、日本でも今は無きリングスのリングで暴れた強豪選手。その体格差のあるヒカルドンの度重なる反則にも屈することなく攻め続け堂々の判定勝ち。

総合格闘技戦が定着しつつある新日本プロレスのリングでK-1ファイターのTAOがプロレスデビューを無事果たした。TAOはK-1ファイターといってもK-1のリングで新日本の中西にK-1ルールでKO勝ちをしているのみでこれと言ってK-1でキャリアがあるわけでもなくまだはっきりと方向性が決まっていなかった選手。キャラ的にはK-1よりプロレス向きとも言えるが、プロレスラー兼ファイターとして広く活躍することを期待する。



第10試合 アルティメット・プロレスリング 10人タッグイリミネーション(時間無制限勝負)
真猪木軍 39分54秒 新日本軍
高山 善広
藤田 和之
鈴木みのる
中邑 真輔
ボブ・サップ
2人残しレフェリーストップ

鈴木が永田に卍固め
天山 広吉
永田 裕志
中西 学
棚橋 弘至
坂口 征二

中邑が坂口を場外へ→中西が中邑をジャーマン葬→棚橋が藤田を首固めで3カウント→サップが天山を高山もろとも場外へ→サップが中西を場外へ→サップが棚橋をパワーボムで3カウント→鈴木が永田を卍固めでレフェリーストップ


第9試合 スーパードリームマッチ 60分1本勝負
19分46秒
ハルク・ホーガン
3カウント

アックスボンバーから
蝶野 正洋



第8試合 200万円賞金マッチ 30分1本勝負
4分58秒
村上 和成
レフェリーストップ

柴田 勝頼



第7試合 キング・オブ・パンクラス無差別級選手権試合 5分3R
王者 2R 2分52秒 パンクラスism所属 挑戦者
ジョシュ・バーネット
タップアウト

三角絞め
高橋 義生



第6試合 アルティメット・クラッシュ 5分3R
チーム・アライアンス所属 3R終了時
高阪 剛
判定

3−0
ヒカルドン



第5試合 アルティメット・クラッシュ 5分3R
パンクラスism所属 2R 4分46秒 モンゴルプロレス協会所属
渋谷 修身
タップアウト

チョークスリーパー
ハウリン・ボウルドバートル



第4試合 魂浄化最終章 30分1本勝負
4分45秒
安田 忠夫
3カウント

セコンドが加勢
西村 修



第3試合 野武士vs野獣 30分1本勝負
K-1所属 5分40秒
TAO
3カウント

(TAOスラムから)
真壁 伸也



第2試合 U-30無差別級王座次期挑戦者決定戦 30分1本勝負
10分01秒
ブルー・ウルフ
3カウント

(ジャックハマーから)
吉江 豊



第1試合 スーパージュニア・ニュージャパンランボー2分時間差入場バトルロイヤル IWGPジュニアヘビー級新王者決定戦 60分勝負
22分47秒
邪道
ギブアップ

邪道式顔面絞め
金本 浩二

バトルロイヤル参加者:垣原賢人、成瀬昌由、エル・サムライ、獣神サンダー・ライガー、邪道、外道、ディック東郷、ヒート、金本浩二、タイガーマスク、竹村豪氏