PRIDE JUDO RINGS
3.16 PRIDE25 柔道界から第二の刺客 吉田2世・中村和裕が参戦、いきなりノゲイラ弟と対決!



総合格闘技のファイターの中には柔道経験者は少なくないが、柔道でのトップクラスの実績を持った選手は多くは無い。近年では小川直也、大山峻護、吉田秀彦と続くが今回吉田の愛弟子であり、現役バリバリの柔道家・中村和裕が行き成り総合のメジャーリーグであるPRIDEのリングでプロデビューする。

中村は身長179センチ、体重100キロの体格で2002年には全日本実業団個人選手権大会で優勝し、日本強化選手A指定の選手。ドイツ国際大会100キロ級も制しており、同じ100キロ級で五輪金メダリスト及び世界王者の井上康生のライバルとも言える存在。この2月でまだ弱冠24歳と若く、しかも大学時代は柔道界きっての寝業師である柏崎克彦に師事しており、総合格闘技に順応するにも有利なタイプだ。

この柔道界から殴りこんでくる若武者の相手は何と現ヘビー級王者の双子の弟、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラだ。柔術の技術なら兄をしのぐとも言われるホジェリオと中村の試合は吉田VSホイス戦を上回るレベルの高い柔道家VS柔術家対決になると予想される。

又、現ヘビー級チャンピオンのアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラはロシアのサンボ界からの刺客であり、元リングスヘビー級及び無差別級チャンピオンのエメリヤーエンコ・ヒョードルを相手に防衛戦に望む。ブラジルの柔術、ロシアのサンボ、そして日本の柔道という世界のメジャーな3大着衣組技系格闘技のトップクラスの選手が対決する今大会では新たな流れが起こりそうな予感がする。

3.16 PRIDE25 横浜アリーナ大会 決定4カード
PRIDEヘビー級選手権アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
(王者 191cm/105kg 26歳
ブラジリアン・トップチーム)
VSエメリヤーエンコ・ヒョードル
(挑戦者 182cm/103kg 26歳
ロシアン・トップチーム)
PRIDEルールアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
(191cm/95kg 26歳
ブラジリアン・トップチーム)
VS中村 和裕
(178cm/100kg 24歳
吉田道場)
PRIDEルールクイントン“ランペイジ“ジャクソン
(185cm/90kg 24歳
チーム・パニッシュメント)
VSケビン・ランデルマン
(178cm/93kg 31歳
ハンマーハウス)
PRIDEルール大山 峻護
(178cm/86kg 28歳
フリー)
VSダン・ヘンダーソン
(180cm/90kg 32歳
チーム・クエスト)