10.11 K-1GP2003 開幕戦 世代交代の波!しかし、サップとボタの反則で最悪の興行に
グランプリ・トーナメント内の試合であるもののこの興行のダブルメインのような形で最後に位置されたサップvsボンヤスキーとボタvsアビディの2試合が続けて反則で試合ストップ、しかも両方とも倒れた相手の顔面や頭部への故意によるパンチ。ルールのある格闘技の試合ではあってはならない最悪の結果に終わった。
プロの格闘家として故意の反則によって試合を終わらせてしまうという有るまじき行為をしたサップとボタにはファイトマネーの大部分を没収するなどの厳重なペナルティーを与えて欲しい。確かにこの二人が一時的に今回の興行の観客動員を伸ばし、視聴率も上げたに違いないがプロスポーツ興行としてのK-1がこう言ったくだらない反則試合の為にぶち壊され、ファンに嫌がられ、衰退して行くのは見るに耐えない。K-1初参戦の武蔵戦で反則をしたシウバをはじめ、今回のサップやボタには反省させ、繰り返すようであればK-1からの追放も辞さない態度でK-1運営サイドには対処して欲しいものである。
特に世間に注目された2試合が反則で終わってしまいK-1の今後に影を落としたことにより「最悪の興行」と表現させてもらったが、サップからダウンを奪い、反則で逃げるまでに追い詰めたボンヤスキーの実力と将来性、準備期間が短いにもかかわらずボタとの対戦に名乗りを挙げたアビディのやる気が光っていたのは見逃せない事実でありK-1にとっての大きな収穫だ。ベルナルドを粉砕したイブナショフの圧倒的強さ、体格差があったとはいえベテランのマクドナルドを短時間でKOしたブレギーの潜在能力、セフォーに途中判定で敗れたものの互角に打ち合った米国のウイリアムスの将来性には目を見張るものがあった。そして、フィリョの完全復活を阻止したレコの最近の止まらない勢いも見逃せない。こういった新世代ファイターの活躍がK-1を活性化させ喜ばしい一方でベテラン勢の奮起にも同時に期待したい。
| 第7試合 3分3R 延長2回
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オランダ メジロジム所属
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2R 1分20秒 |
米国 チーム・ビースト所属
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レミー・ボンヤスキー
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反則
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ボブ・サップ
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| 第6試合 3分3R 延長2回
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フランス チャレンジボクシングマルセイユ所属
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1R 0分19秒 |
南アフリカ スティーブズジム所属
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シリル・アビディ
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反則
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フランソワ・ボタ
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| 第5試合 3分3R 延長2回
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ドイツ ゴールデングローリー所属
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3R終了時 |
ブラジル 極真会館所属
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ステファン“ブリッツ”レコ
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判定
3−0 |
フランシスコ・フィリョ
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| 第4試合 3分3R 延長2回
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オランダ チームアーツ所属
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3R終了時 |
オランダ ボスジム所属
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ピーター・アーツ
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判定
3−0 |
ジェレル・ベネチアン
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| 第3試合 3分3R 延長2回
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ベラルーシ チヌックジム所属
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2R 2分21秒 |
南アフリカ オーランドチーム所属
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アレクセイ・イグナショフ
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KO
ローキック |
マイク・ベルナルド
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| 第2試合 3分3R 延長2回
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オーストラリア ムンダイズジム所属
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2R 0分30秒 |
オーストラリア チーム・グレコ所属
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ピーター・グラハム
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TKO
タオル投入 |
サム・グレコ
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| 第1試合 3分3R 延長2回
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ニュージーランド ファイトアカデミー所属
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2R 0分30秒 |
米国 チームブードゥーUSA所属
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レイ・セフォー
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判定
2−0 |
カーター・ウイリアムス
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| スーパーファイト 3分3R
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スイス ボスジム所属
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1R 2分50秒 |
カナダ フリー
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ビヨン・ブレギー
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KO
パンチ |
マイケル・マクドナルド
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