次期全日本社長最候補の武藤敬司が全日本プロレス 7.20日本武道館大会で前代未聞のムタ、黒師、武藤の3変化に挑む。しかし、数年前から引退を考えさせられていたというひざの爆弾は更に悪化し続けているという。リング上ではそんなひざの痛みなどおくびにも出さず観客を魅了している武藤だが日常生活では自立歩行するのがやっとという状況ともいわれている。ひざの問題は一般のアスリートにも悩む人は多く病状によっては一度悪くなると大掛かりな手術でもしない限りよくならない場合が多い。プロレスラーでは特にムーンサルトプレスなどひざに負担のかかる技を使うノアの小橋建太などひざに問題を抱えるレスラーが多いが、リング上で華麗に舞う武藤をみていると、これぞプロレスラー魂というか、奇跡的とも言える。
ひざの状態は刻一刻と悪化しているようで武藤自身も「もう寿命かな」というほど。そんな状況での3変化挑戦はある意味引退の危機をはらんでいると言えよう。
そして、なぜかここへ来て武藤自身の口から新社長就任問題について「代わりがいるなら代わって欲しい」というような社長の座獲得に関してネガティブな発言がでてきた。武藤は何を考え、これからどこへ行くのか。ある意味、楽しみである意味不安である。