新日本プロレスを退社し今年の4月に全日本プロレスに移籍したばかりの武藤敬司が全日本プロレスの社長の座につく可能性が高まってきた。米国ラスベガスで武藤と馬場元子社長と3者会談を持った渕正信が明かしたもので社長就任を元子現社長から薦められた武藤は「やる気満々の様子」だったという。次期社長候補には全日本の全盛期をジャンボ鶴田とともに支えた現三冠王者・天龍源一郎と全日本の生え抜きで大量選手離脱の最大の危機を渕と二人で乗り切った川田利明と武藤の3人が挙がっていたが、新日本から小島やカシンのレスラーをはじめスタッフも連れて移籍、全日本の低迷した観客動員数も軒並みアップさせ、トレーニング施設の充実やトレーナー制度の導入などリング内外と全日本復活の為、活躍し結果を出してきた武藤の功績が評価され白羽の矢が立った様だ。
これが実現すれば元新日本の闘魂三銃士だった、武藤は全日本社長、橋本はZERO-ONE社長、蝶野は新日本取締役・最高現場責任者となり闘魂三銃士がノアを除く主要プロレス団体をコントロールしていく様相となる。
武藤が全日本の新社長に就任するタイミングは10月21日に全日本が迎える旗揚げ30周年記念だという。しかし、必死で全日本を支えてきた生え抜きの川田や全日本出身の功労者でマット界の重鎮・天龍が武藤の新社長就任を黙って見ているだろうか。波乱が予想される。