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8.8 UFO「LEGEND」続々カード決定。元リングスの坂田や横井も参戦!



東京ドームにて8月8日にUFO主催の総合格闘技大会「LEGEND」の開催が迫っている中、対戦カードが続々発表され、ほぼ全カードが固まった。放送は日本テレビが担当し、ゴールデンタイムの生放送という「何でもあり」「ノールール系」「総合格闘技系」の大会で初めてのゴールデンとなる破格扱い。UFOが勝負をかけるこの大会、その内容はいかに。

メインはご存知“暴走王”ことUFOのエースである小川直也とアトランタ五輪レスリング銀メダリストであの“伝説”のアレキサンダー・カレリンの最大のライバルとしてカレリンのあばら骨を折ったこともあるというマット・ガファリの対決。ノールール系の試合は小川は3戦目、ガファリは初挑戦だが、両雄ともそれぞれ柔道とレスリングで世界のトップに君臨していた猛者。しかも、両者ともヘビー級だ。特にガファリはアトランタ五輪当時から比べて30キロ増の193センチ・157キロの巨体。来日したガファリは1998年レスリング世界選手権でカレリンの肋骨を折ったガファリスペシャルを繰り出すと発言。レスリングと平行して7年来キックも練習しているという。「小川を関節技かひざ蹴りで2Rで倒す」と豪語。いずれにせよ、凄い肉弾戦必至だ。

そして、対戦相手が決まっていなかった藤田和之と安田忠夫の同志二人がノールールで対戦することガ決まった。その突然の決定に両雄激怒。同志であり、新日本プロレスのリングで対戦を考えていたカードでもあり、UFOサイドが最適な藤田と安田の対戦相手が見つからなかった為、急遽の対戦決定との見方が強い。藤田と安田にとっては仲間同士の潰しあいであり、いくらその勝者が小川直也と対戦し来年のヒクソンへの挑戦者になる青写真があるとはいえ、大会がすぐそこに迫っている中で両者に対戦のモチベーションが高まるか否かが心配される。しかし、そこはプロ。是非ともメインを食うほどの豪快な試合を期待したい。藤田は怒りに任せ、この対戦を突如決定した猪木をレフェリーに指名。

元リングスの坂田亘と横井宏考もこのUFO LEGENDに参戦。両者共、現在は純粋なプロレスのリングに上がっているがノールール系の試合では好成績を残している選手。坂田は“柔術界の最後の重鎮”ことブラジリアン・トップチームのドンであるマリオ・スペーヒーと対戦。坂田にはいきなりトップクラスとの対戦で厳しい戦いになるが、坂田の気の強さと勢いに期待される。一方、横井はまだ24歳と若く将来を期待される格闘家。ブルース・リーのジークンドーの使い手だというブルドーザーというカナダの選手。名の無い対戦相手だが横井にとってはゴールデンタイムの生テレビ放送付きで東京ドームという大舞台。豪快に勝利してチャンスを掴んで欲しい。

パンクラスのライトヘビー級王者でアブダビコンバットで寝技世界一の称号を得た菊田早苗はプライドのヘビー級王者 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦。そのホドリゴの実弟のアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラは米国ノールール大会の老舗・UFCでパンクラスのエース近藤有己を破ったベラルーシの強豪 ウラジミール・マティシエンコと対戦。いずれも玄人好みの試合になりそうだ。

総合、打撃、プロレスと3ジャンルで活躍するマルチファイターの村浜武洋はUFCであのルミナを破って修斗の王者にもなった宇野薫をUFCで判定ながら破った現UFCライト級王者 ジェンス・パルバーと対戦。こちらも注目度大。どこのリングでも輝ける村浜の活躍は見所の一つ。又、最近、名前を聞かなかったUFOの小川の弟弟子である村上和成はブラジルで修行しており、今回その修行の成果を試すべくブラジリアン柔術の古豪  ヴァリッジ・イズマイウと対戦。これに勝利し、一気に兄弟子である小川との距離を縮めて欲しいものだ。 その日本人に対する外国人選手の出場候補も凄い。現在では先にも出たアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ホドリゴの双子の弟である

その上、あの400戦無敗伝説のヒクソン・グレイシーが緊急来日し、「LEGEND」を生視察することが決まった。新日本プロレス、PRIDE、コロシアム2000などがこぞってアプローチしてきたが動かなかったヒクソン。そのヒクソンが今回UFOの川村社長とのパイプで遂に重い腰を上げた。川村社長は「ヒクソンはうちのリングしか上がらない。」と強気の発言。ヒクソンも「小川と藤田の試合が楽しみ」と来年にも実現するであろうと言われるヒクソン戦の相手の品定めに訪れるヒクソンにも注目が集まる。現実に緊急来日してまで観戦するとなるとヒクソン戦実現の可能性は非常に高まったと言えよう。



8.8 世界最強伝説 UFO LEGEND 東京ドーム大会対戦カード  



  小川 直也      VS     マッド・ガファリ
(UFO所属 34歳)         (米国 40歳) 

  
     藤田 和之      VS     安田 忠夫
(猪木事務所所属 31歳)        (フリー 38歳) 

  
       菊田 早苗         VS       アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
(パンクラスGRABAKA所属 30歳)      (ブラジルリアン・トップチーム所属 26歳) 

  
     村浜 武洋      VS     ジェンス・パルバー
(大阪プロレス所属 27歳)         (米国 27歳) 

  
    坂田 亘       VS       マリオ・スペーヒー
(EVOLUTION所属 29歳)        (ブラジルアン・トップチーム所属 35歳) 

  
   村上和成     VS     ヴァリッジ・イズマイウ
(UFO所属 28歳)          (ブラジル 34歳) 

  
  アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ     VS    ウラジミール・マティシエンコ 
(ブラジルアン・トップチーム 26歳)          (ベラルーシ 31歳) 

  
       横井宏考              VS     ブルドーザー 
(チームアライアンスGスクエア所属 24歳)          (カナダ)