9月19日に開かれた記者会見で10.14 東京ドーム大会で対戦が決定したジョニー・ローラーに対し、もし蝶野が負けたら現在蝶野が新日本において持つ取締役や現場総責任者としての全権を譲渡すると宣言した。

東京ドーム大会で行われることになった新日本軍団と猪木が送り込んだロス道場軍団と魔界倶楽部の外敵連合軍団の対抗戦においてファンが希望する蝶野の対戦相手をi-modeで投票を受け付けたところ、ローラーが1位となり決定した。しかし、蝶野は最後まで女子レスラーとの対戦を渋っていた。

そんな煮え切らない蝶野に対し、ローラーは対戦を猛アピール。リング上で奇襲し、蝶野を張り倒し馬乗りになってロープに蝶野を手錠で束縛したり、記者達の前で蝶野の顔にケーキをぶつけたりした。ファンを巻き込んで決定した対戦相手であり、ローラー自身の猛アタックも加え、蝶野も対戦を決せざる終えなかった。

そこで蝶野が出した条件が蝶野が負ければ蝶野の全権をローラーに譲渡、ローラーが負ければ新日のリングに女子選手を上げることを終わりにするというもの。女性と戦い、殴る蹴るをしたくないというのが蝶野の本音だろうが、どうしても差別発言に聞こえ、これは特に米国やヨーロッパでは特にタブー。これらの発言がローラーをより激怒させ、蝶野の男の意地とローラーの女の意地を賭けた戦いを熱くする。