新日本プロレス創立30周年記念興行第3弾となる5.3東京ドーム大会について実質の新日本のオーナーであるアントニオ猪木は現場総監督の座に蝶野正洋を任命。「蝶野はやるだろう。」という猪木は蝶野に全権を委任するという。主力選手の離脱で揺れる新日本を支えるため立ち上がった蝶野の手腕がいきなり試される。
しかし、そうは言っても非常に重要な5.3東京ドーム大会の構想は猪木がすでに持っているようだ。K-1やPRIDEの選手の参加や現在アキレス腱断裂のためリハビリ中の藤田や引き続き新日本の専属にはならずフリーの立場をとった安田たちの参戦はもとより、1.4ドームでの中途半端な試合結果で大批判を受けている小川や新日本とは絶縁状態のZERO-ONEの橋本の出場まで検討しているらしい。今回の日本滞在中にさまよえる暴走王・小川と会って話したことを明かした猪木は「格闘技界を束ねられるような器を持て」と檄を飛ばしたという。
更に、米国には「超大物がゴロゴロいる」という猪木はアメリカの大物プロレスラーの招聘も考えているという。蝶野に任せたとは言っても実際には猪木の格闘技・プロレスの一大イベントにしようという構想はすでに出来上がっているといった感じだ。
しかし、そんな猪木だがノアとの交流や招聘に関しては否定的な意向も表した。