NEW JAPAN 中西、小川との一騎打ちをぶち上げ
成瀬と垣原、新日本に正式入団。アマ全日本大学王者・矢野もプロに転向。



武藤、小島、カシンと主力選手を含めフロントスタッフなどが大量離脱し、苦しい状況に立たされている新日本プロレスから明るい話題があがった。現王者のカシンが抜ける新日本ジュニアだが、いままでフリー選手として新日本に参戦していた元リングスの成瀬昌由とUインターや全日本など他団体を渡り歩いてきた垣原賢人が正式に新日本プロレスに入団することが決まった。成瀬は「自分のスタイルを確立したい」、垣原は「色々な団体を渡り歩いてきたが新日本を集大成にしたい」とそれぞれ意気込みを語った。ノアとの交流が加速する状況について「再びノアとつながりができるとは」と困惑を見せながらも「また丸藤とやりたい」と前向きな垣原に対し、「ノアの連中はちゃんと基本を身に付けておかないと俺とやったら怪我するよ」と挑発発言をした。

その成瀬と垣原に加え、あの藤田なども所属していた新日本のアマチュア部門「闘魂クラブ」に所属する日大レスリング部出身・2000年アマチュアレスリング全日本大学選手権130キロ級王者の矢野通も新日本プロレスに入団しプロに転向する。まだ23歳と若くレスリングの才能は申し分ない矢野が”職人”木戸修コーチの元でデビューに向けて特訓を積む。期待の大型新人だ。

新戦力が加わったが武藤という看板選手が離脱し、まだまだ危機を乗り越えたとは言えない新日本において中西学は新日本との契約更新には一発サイン。その中西は1.4ドームにおいて小川直也vs佐々木健介戦について、「小川も中途半端やった。なんやあの試合は。はらわた煮えくりかえってるんや」と怒りを露わにし、その試合をぶち壊した張本人でもある中西は「逃げたままの小川と今度こそ一騎打ちをさせろ。あいつは大きい会場でしかせんからな」と5月予定の30周年記念東京ドーム大会での対戦をぶち上げた。