現PRIDEヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラがリングス参戦時代に破れた相手、ダン・ヘンダーソン。ヘンダーソンはグレコローマンスタイルで2度オリンピックに出場したレスリングベースの強豪。体格はミドル級ながら、ノゲイラ兄やレナート・ババルたちヘビー級選手を破りリングスKOKトーナメントで優勝。UFCのミドル級トーナメントでの優勝経験もあり、PRIDEでもヘンゾ・グレイシーなどの強豪も沈めており、安定した強さを誇っている選手だ。
今回、ヒョードルが次期挑戦者に決まっておりノゲイラの持つベルトに挑戦予定だったがサンボの世界大会でヒョードルが優勝したが足を負傷し、今大会への参戦を見送った。そこで、過去にノゲイラを破っている実績を持つヘンダーソンに白羽の矢がたった。しかし、次期挑戦者はヒョードルに決定している為、タイトルマッチとはならない。
だが、ノゲイラにとって非常にテクニシャンであるヘンダーソンはやり難い相手に違いない。現役王者としてノゲイラはヘンダーソンにリベンジできるのか。
そして、ホドリゴの双子の弟、ホジェリオ・ノゲイラも再登場。そのノゲイラ兄弟に加え、リングスで活躍したオランダのオーフレイム兄弟も参戦する。ロシアやブラジルが全盛を極める以前に、格闘技界で一世を風靡したヨーロッパの格闘技大国オランダ。最近はシュルト以外に目立った選手が少なくなったが、才能溢れるオーフレイム兄弟がどれほど成長したか、期待がかかる。
又、ヒョードルに続くロシアの刺客、ヴォルク・アターエフのPRIDE初登場にも注目が集まる。アターエフはあのヴォルク・ハンの愛弟子でリングスの後期に登場し、相手を壊してしまうほどの破壊力をみせていた有望株。今後のPRIDEでの活躍に期待する。
パンクラスの佐々木も初登場。いきなりグレイシーと対する。外のリングで実力を発揮できるか注目だ。
12.23 PRIDE24 マリンメッセ福岡大会 全カード | |||
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第8試合 | アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ | VS | ダン・ヘンダーソン |
第7試合 | ムリーロ・ニンジャ | VS | ケビン・ランデルマン |
第6試合 | アリスター・オーフレイム | VS | ヴォルク・アターエフ |
第5試合 | 山本 憲尚 | VS | アレクサンダー大塚 |
第4試合 | 佐々木 有生 | VS | ホドリゴ・グレイシー |
第3試合 | ヴァレンタイン・オーフレイム | VS | ロン・ウォーターマン |
第2試合 | アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ | VS | ガイ・メッツァー |
第1試合 | 松井 大二郎 | VS | 大久保 一樹 |