プロレスリング ノアの2.17 日本武道館大会で肘や膝の大掛かりな手術の為長期欠場していた”ノアのカリスマ”小橋建太が395日ぶりにリングに復帰した。
三沢光晴と組んだ小橋の相手は現GHCヘビー級王者の秋山準と新日本プロレスの昨年G1覇者の永田裕志。復帰戦には重すぎる相手だ。その上、新日本の永田はノアのマットに初登場で小橋とは初対戦でいつも以上に永田も気合が入る。
大声援に迎えられ小橋が一番に登場する。身体の筋肉も予想以上に復活しており、特に上半身はビルドアップされている。かなり絞られているという感じで顔も精悍になった小橋。試合先発は三沢が買って出て永田との新鮮な顔合わせで始まり両者片足タックルを狙う緊張感のある攻防を展開。バックの取り合い、エルボー合戦を展開、そして両軍がタッチ。いよいよ小橋がリングインし、秋山と対する。様子を探り合う中、いきなり秋山が小橋の脚を取りドラゴンスクリューを見舞う。全観衆がドキッとした瞬間、即座に立ち上がった小橋が打ち返す。どよめく観衆。ダメージはあった筈だが弱みを見せない小橋。相手を確かめるように激しい攻防を繰り広げる両者。そして、永田がリングインし、小橋との初対戦。永田をコーナーに詰め、様子をうかがって間を取る小橋に永田が2度張り手を入れ攻撃して来いと挑発する。さすが永田、小橋の闘志に火をつけた。激しい水平チョップと袈裟切りチョップを永田に打ち込む小橋。試合は白熱。秋山と永田の逆エビ固めやキック、STFやナガタロックで膝を痛めつけられた小橋だが滞空時間が10秒以上のブレーンバスター、ハーフネルソンスープレックス、ショートレンジのラリアットなどを炸裂させノアと新日本のトップふたりを相手に互角に渡り合う。しかし、最後は秋山のリストクラッチ・エクスプロイダーを受け小橋轟沈。大の字になってなかなか起き上がれなかった。
試合中は決して見せなかったが小橋の膝は相当なダメージを受けていたようで、試合後は歩くのもやっとという感じになっていた。しかし、初対戦した永田は「すごいパワーを感じた。あれで本調子じゃないとすると、本調子になったらどうなっちゃうのかな。」と小橋の潜在能力を絶賛した。
この他に、力皇と森島のワイルド2がGHCタッグ王者・高山と大森のノーフィアーに挑戦し、力皇が高角度パワーボムで大森を沈め見事ベルトを奪取。GHCジュニア王者・丸藤はベルトを防衛。初のノアと新日本ジュニア同士のクロスオーバーは金丸と菊地が新日本のライガーと井上を迎え撃ち、金丸が井上を捕らえ見事勝利した。
第9試合 特別タッグマッチ 60分1本勝負 |
26分49秒 | ||
永田 裕志 ○秋山 準 |
3カウント (リストクラッチエクスプロイダーから) |
三沢 光晴 X小橋 建太 |