極真 K-NETWORK KICK K-1
8.10 第2回K-NETWORK(極真の対外部門)主催の”一撃”結果



他流試合の元祖・極真会館が対外部門として立ち上げたK-NETWORKが主催する大会「一撃」。この8月は8.8 UFO LEGEND 東京ドーム大会と 8.28 DYNAMITE ! 国立競技場大会という2つの大きな総合格闘技の大会に挟まれ、話題をさらわれ気味だったが故・大山倍達総裁が他流試合によって技を磨き、実戦性を証明してきた極真空手がゆっくりとだが確実に昔の実証主義に戻りつつあることを感じさせる大会となった。



第8試合 3分5R 延長なし 3ノックダウン制
英国 イーグルジム所属 35歳
195cm 113.6kg
IAMTF/WKO 世界ムエタイ Sヘビー級王者
5R終了時 ブラジル アリアスジム所属 28歳
182cm 97kg
WBA ボクシング南米ヘビー級王者
マット・スケルトン 判定

3-0
ジョージ・アリアス

極真vsK-1。フィリョのボクシングのコーチをしているアリアスはボクサーであり蹴りもフィリョに習っているという。パンチ主体のアリアスにスケルトンもパンチで応戦する。時折、スケルトンがローキックをアリアスにきめるが、5Rをフルに戦い、決着は判定へ。


第7試合 カラテマッチルール 3分3R 延長なし
ロシア 極真会館所属 24歳
180cm 92kg
第19回極真全日本ウエイト制重量級王者
3R終了時 オランダ ドージョー・チャクリキ所属 30歳
186cm 112.5kg
レチ・クルバノフ 判定

ロイド・ヴァン・ダム

ドージョー・チャクリキが出来る前は極真の道場に通っていたというヴァン・ダムは、顔面パンチなしの空手ルールに慣れているかのように接近して戦う。今、飛ぶ鳥を落とす勢いのレチは右ハイをだすが、ヴァン・ダムがしっかりとブロック。レチが後ろ回転蹴りをボディーにきめるが未だかつて試合でダウンを喫したことが無いという“不倒王”ヴァン・ダムには効いていないようだ。やはり、20キロの体重差が響いているのか。レチのかかと落しに右上段蹴りをかえすヴァン・ダム。極真の大会でも多くの選手を葬ってきたレチの後ろ回し蹴りもヴァン・ダムがしっかりブロック。判定はアグレッシブな姿勢と技の多彩さでレチに。アウェイのリングで慣れない相手のルールで戦いぬいたヴァン・ダムには極真ルールにおいての可能性を感じるが、一方、20キロの体重差ももろともせず打ち勝ったレチは極真の大会で台風の目になることは間違いない。


第6試合 3分3R 延長なし 3ノックダウン制
日本 チーム・アンディ所属 26歳
181cm 97.5kg
第1回正道会館全日本ウェイト制重量級3位
3R終了時 日本 極真会館所属 26歳
185cm 100kg
第13回新空手全日本重量級優勝
グレート草津 判定

3-0
森口 竜

極真vs正道。草津鋭い目つき。森口は非常に落ち着いている。草津の右ローに対し森口は右ハイを繰り出す。草津のローがきまるが、極真で下段に慣れている森口は効いたそぶりを見せない。最終ラウンド、足が止まり、手も出なくなった森口。草津はジワジワと攻め込む。


第5試合 3分3R 延長なし 3ノックダウン制
ニュージーランド Team TBC所属 30歳
184cm 101kg
1R 2分51秒 日本 モンスターファクトリー所属 27歳
178cm 104.2kg
第1回モンスターチャレンジ重量級優勝
ロニー・セフォー KO

(右アッパー)
藤本 祐介

1Rから激しいパンチの応酬。藤本の重いパンチとキックで押しているように見える。上下にうまく散らす藤本。しかし冷静に対処するセフォーはワンツーで藤本からダウンを奪う。そして左右フックで再度ダウン。最後はきれいな右アッパーで藤本は前のめりにダウン。


第4試合 3分3R 延長なし 3ノックダウン制
ブラジル 極真会館所属 32歳
178cm 78kg
1997極真世界ウエイト制中量級3位
3R 0分57秒 日本 K-NETWORK西日本本部・国士会館所属 25歳
186cm 75kg
第4・5回新格闘術選手権重量級優勝
マルコス・コスタ KO

(左フック)
重虎

前回はコスタが重虎に判定負けしている因縁対決。3Rに入るとコスタが豪快な後ろ回し蹴りで重虎をなぎ倒す。これはスリップ。しかし、その直後、きれいな右アッパーと左フックのコンボがきまりKO。


第3試合 3分3R 延長なし 3ノックダウン制
日本 新日本キック協会・藤本ジム所属 27歳
182cm 75kg
新日本キックミドル級王者
2R終了時 ニュージーランド TEAM TBC所属 28歳
178cm 75kg
2002ニュージーランド・ムエタイミドル級王者
松本 哉朗 途中判定ドロー

1-1
スーパーチャージ・ヴィーモア

前回、極真の“鳥人”ギャリー・オニールを真空飛びひざ蹴りでKOした松本が再登場。11戦11勝9KOと高いKO率を誇る。ヴィーモアもパンチが走っており、松本は何度も顔面にもらってしまう。2R、ヴィーモアの左フックが松本のあごをとらえてぐらつく松本。なんとか持ち堪える松本。しかし、バッティングかなにかでヴィーモアが左眉毛のあたりをカットし流血。続行不可となり、そこまでのポイントで判定し、結果はドロー。


第2試合 3分3R 延長なし 3ノックダウン制
ロシア TEAM TBC所属
3R終了時 日本 ネットワーク・アクティブJ所属
ヴァイアチェスラブ・ネステロワ 判定

3-0
山内 哲也



第1試合 3分3R 延長なし 3ノックダウン制
ブラジル TEAM TBC・極真ブラジル所属 35歳
180cm 98kg
1R 1分35秒 日本 国士会館所属 40歳
183cm 95kg
第1回新格闘術選手権重量級優勝
マウリシオ・ダ・シルバ KO

(パンチ連打)

1R早々、いきなりシルバの右フックで虎ダウン。パンチの連打で虎が2度目のダウン。そして、右ストレートからパンチ連打でダウン。


フレッシュマンファイト 3分3R 延長なし
日本 極真石川所属
1R 日本 TEAM TBC・極真総本部所属
藤田 雅幸 判定

3-0
赤石 誠



フレッシュマンファイト 3分3R 延長なし
K-NETWORK 東日本本部・極真城西所属
3R終了時 日本 国士会館所属
黒田 宗広 判定

2-0
井本 大智