K-1戦士でありながら「猪木祭り」等のリングでプロレスラー相手に他流試合をこなし、K-1GP王者のマーク・ハントにK-1ルールで勝利しK-1最強の名を欲しいままにしている“プロレスラーハンター”ミルコ・クロコップとPRIDEのリングで桜庭和志を2度破り、田村潔司も撃破しPRIDEミドル級王者として長期政権を築きつつあるヴァンダレイ・シウバのドリームマッチが遂に実現。現時点で最高のカードとも言えるこの両者の対決は引き分けに終わったが後半インガードながらシウバが上を取りパンチを落とす場面もありシウバがやや優勢に映った。特別ルールに邪魔されいつものように攻めきれないながらもPRIDEを守ったシウバと他団体のリングに殴りこんだ勇気あるミルコの両者に拍手を送りたい。
第7試合 3分5R |
クロアチア K-1ファイター |
5R終了時 | ブラジル PRIDEミドル級王者 |
ミルコ・クロコップ |
引き分け | ヴァンダレイ・シウバ |
|
第6試合 1R10分、2・3R5分 |
パンクラスライトヘビー級王者 |
3R終了時 | |
菊田 早苗 |
判定 3-0 |
アレキサンダー大塚 |
ここにも他団体から殴りこんだ勇気ある選手がいた。パンクラスのライトヘビー級王者で寝技世界一を決めると言われているアブダビコンバットでも優勝した菊田早苗だ。試合前から毒舌合戦を繰り広げたアレキサンダー大塚との対決は菊田が常に有利なポジションをキープし攻めたが決めきれず判定で勝利。 |
第5試合 1R10分、2・3R5分 |
ブラジル シュート・ボクセ・アカデミー所属 |
3R終了時 | ブラジル ブラジリアン・トップチーム所属 |
ムリーロ・ニンジャ |
判定 3-0 |
マリオ・スペーヒー |
現在、格闘王国ブラジルで最も勢いのある2大勢力、ミドル級王者・シウバが所属するシュート・ボクセとヘビー級王者・ノゲイラが所属するブラジリアン・トップチームの対抗戦も実現。シュート・ボクセからは勢いに乗る若武者ムリーロ・ニンジャ。トップチームからはチームのドンでありあのボブチャンチンを軽くタップさせたマリオ・スペーヒーだ。開始早々、打ち合う両者。寝技を得意とする柔術の重鎮スペーヒーだが打撃の練習を積んでおり自信があったのかムエタイを基に打撃を得意とするシュート・ボクセのニンジャと打ち合ってしまったのは得策ではなくパンチを受けひざを落としてしまうスペーヒー。そのままタックルのような格好で密着し難を逃れたが流れはニンジャに。若くスタミナで有利なニンジャがアグレッシブに攻め続け判定勝をもぎ取った。リングサイドには判定ながらライバルジムの新鋭に自分達の隊長が敗退した状況に涙するノゲイラの姿があった。 |
第4試合 1R10分、2・3R5分 |
ブラジル | 3R終了時 | 米国 |
ヒカルド・アローナ |
判定 2-1 |
ダン・ヘンダーソン |
ブラジルと米国のテクニシャン同士の対決。柔術ベースのアローナとレスリングベースのヘンダーソンは技術性の高い試合を展開。アローナのアグレッシブさが評価されてか2-1のスプリットでアローナが何とか判定勝利。 |
第3試合 1R10分、2・3R5分 |
ブラジル ブラジリアン・トップチーム所属 | 1R 0分35秒 | 日本 高田道場所属 |
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ |
タップアウト (ギロチン・チョーク) |
今村 雄介 |
ヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを兄に持つ双子の弟アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラが遂にプライドに初登場。外観も兄とそっくりなホジェリオはこちらも初登場の高田道場の新兵器である今村がタックルに来たところをがぶってギロチン・チョークをきめて秒殺デビュー。恐るべし。兄のホドリゴと階級を分けミドル級を狙っていくと言う。 |
第2試合 1R10分、2・3R5分 |
米国 | 1R 7分07秒 | 日本 |
クイントン・ジャクソン |
KO (バック投げ) |
佐竹 雅昭 |
減量しミドル級で戦っていこうと方針を変えた佐竹の第1戦。しかし、パワーと体重が落ちたのがあだとなりパワーファイターのジャクソンに軽く投げ飛ばされ最後はジャーマンスープレックスのような形で投げられ腰を痛めた佐竹は立ち上がれず。 |
第1試合 1R10分、2・3R5分 |
米国 | 1R 2分44秒 | 日本 |
ボブ・サップ |
レフェリーストップ (パンチ) |
山本 憲尚 |
何故か巨漢との対決が多い山本。今回は体重60キロ差。山本、なすすべなく玉砕。 |