K-1 PRIDE
9.22 K-1 JAPAN GP決勝トーナメント 武蔵、涙の返り咲き


トーナメント参加全選手が闘志剥き出しで熱戦を繰り広げた今回のJAPAN GPを制覇したのは、昨年のGPで極真のニコラス・ペタスに決勝で敗れ、苦汁をなめた武蔵だった。他流派に王座を奪われ、周りからはバッシングを受け精神面での弱さ等を指摘されたが、他流試合と言う石井館長の与えた試練を見事乗り越え、今回の結果につながった。普段ポーカーフェイスの武蔵だが、前回の王座転落が余程悔しかったのか色々な思いが交差したのか、リング上で勝利を喜び涙した。

注目のスーパーファイトでは、今回負けたら即引退と石井館長から勧告されていたマイク・ベルナルドがノールールの猛者トム・エリクソン相手に2度もダウンを喫しながらも大逆転KO勝利をあげ、首の皮一枚で生き残った。

又、前回、中迫相手に大暴走しK-1史上初めての反則負け、その後PRIDEのリングでは現PRIDEヘビー級王者のノゲイラをあと一歩のところまで追い込んだ“マルチな猛獣”ボブ・サップが今度はアーツを二度制した事がある“フランスの喧嘩屋”シリル・アビディを突進ファイトで秒殺し、その桁外れのポテンシャルを見せつけた。この試合で特別レフェリーを務めた石井館長はサップのK-1ルールでの可能性も目の当たりにして、遂にK−1のトップをぶつけることを決意。10.5 K-1 WORLD GP開幕戦でアーネスト・ホーストとの対戦を内定した。パワーが技術を押さえ込むのか、テクニックとキャリアがパワーを封じ込めるのか。




第1試合 オープニングファイト
日本 黒澤道場所属
2R 2分39秒 日本 フリー
黒澤 浩樹
KO
3-0
須田 渉



第2試合 トーナメント1回戦 第1試合
日本 ZEBRA244所属
3R終了時 日本 極真会館所属
中迫 剛
判定

3-0
野地 竜太



第3試合 トーナメント1回戦 第2試合
日本 モンスターファクトリー所属 3R 1分47秒 日本 日進会館所属
藤本 祐介
KO

大石 亨



第4試合 トーナメント1回戦 第3試合
日本 正道会館所属 延長R終了時 日本 TENKA 510所属
武蔵
判定

2-0
天田 ヒロミ



第5試合 トーナメント1回戦 第4試合
日本 SQUARE所属 延長R終了時 日本 ドージョー・チャクリキ所属
富平 辰文
判定

3ー0
ノブ・ハヤシ



第6試合 K-1 ANDY SPIRIT 2002 スーパーファイト
米国 モーリス・スミス・キックボクシング・センター所属 1R 1分17秒 フランス チーム・アビディ所属
ボブ・サップ
KO

 
シリル・アビディ



 
第7試合 トーナメント準決勝 第1試合
日本 ZEBRA244所属 2R 2分18秒 日本 モンスター・ファクトリー所属
中迫 剛
KO

 
藤本 祐介



第8試合 トーナメント準決勝 第2試合
日本 正道会館所属 3R終了時 日本 SQUARE所属
武蔵
判定

3−0 
富平 辰文



第9試合 K-1 ANDY SPIRIT 2002 スーパーファイト
チェコ 2R 1分32秒 日本 チーム・アンディ所属
ピーター・ヴァンドラチェック
KO

 
グレート草津



第10試合 K-1 ANDY SPIRIT 2002 スーパーファイト
南アフリカ スティーブズジム所属 1R 2分30秒 米国 rAwチーム所属
マイク・ベルナルド
KO

 
トム・エリクソン



第11試合 トーナメント決勝戦
日本 正道会館所属 再延長R終了時 日本 ZEBRA244所属
武蔵
判定

3−0 
中迫 剛