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猪木、大物新人「猪木2世」候補をアマゾンで発掘。



新日本プロレスの実質オーナーであり、PRIDEのプロデューサーでもあるアントニオ猪木が最後の内弟子の存在を明らかにした。名前は「マチダ・リョウト」。弱冠23歳でブラジルのアマゾンにあるベレンという町の出身で日系3世のブラジル人。猪木がブラジルに行った時に発掘したという。

猪木が最後の闘魂継承者に選んだ大型新人はブラジリアン柔術と空手に精通しており、パンアメリカン柔術大会でも優勝経験があるという。身長186センチ、体重95キロと体格に恵まれ柔軟性にも富む。「ヒクソンをはじめグレイシー一族もそうだがブラジルの奴らは根性が違う。」とこの大型ルーキーに惚れ込んだ様子の猪木は「ロスの道場でしごいてK-1、PRIDE、プロレスと何にでも対応できるようにする。」とどのリングにでも送り出す意向を見せた。

この新人スカウトの一件は現地ブラジルでも取り上げられそれを知ったブラジルの格闘家達が名乗りをあげてきているという。猪木自身が42年ほど前に日系移民としてブラジルに渡っていた際に現地で“日本のプロレスの父”力道山にスカウトされ今に至っているためブラジル人、特に日系人には昔の自分とだぶるのか思い入れがあるようだ。年内にデビューさせる考えもあるらしい。