DEEP2001 修斗 パンクラス RINGS インディーズ
田村潔司、復活!修斗・三島、パンクラス・伊藤を秒殺で因縁対決を制す!
偽造王・一宮章一、グレイシートレインを偽造するも初の格闘技戦で玉砕!



9.7 DEEP2001 6th IMPACT 有明コロシアム大会。今回も注目のカードが目白押しだった。田村vs美濃輪のリングスvsパンクラス対決。久々の高阪にノゲイラ弟。初の修斗vsパンクラスの因縁マッチとなった三島vs伊藤。ドス・カラスJrのヴァーリ・トゥード継続挑戦にU-FILE CAMP勢の活躍。秒殺決着が2試合もあり、異色な大会となった。


第10試合 メインイベント 5分3R 契約体重なし
日本 U-FILE CAMP所属
3R終了時 日本 パンクラスism属
田村 潔司
判定

3−0
美濃輪 育久

PRIDEのリングで大物相手に2連敗し、後が無い田村。一方、美濃輪もパンクラスの連戦で疲れが溜ったか試合で精彩を欠き同団体社長から休養命令を受けていた。お互い復活をアピールしたいところ。田村は元リングス無差別級王者であり、美濃輪はパンクラスライトヘビー級4位のランカー。選手間ではないであろうが、リングスとパンクラスの団体間には何かと問題があり、今回も因縁対決の様相。試合は田村がキックや寝技でも美濃輪を圧倒。逆十字も極めかけたが美濃輪も粘る。以前、グランドで相手の顔を殴りつけるのを拒んでいた田村だったが、己の復活をかけ、マウントから美濃輪の顔面にパンチを落とす。判定になったが文句無しの田村の勝利。


第9試合 セミファイナル 5分3R 契約体重72kg以下 
日本 総合格闘技道場コブラ会所属
1R 0分53秒 日本 パンクラスism所属
三島☆ド根性ノ助
タップアウト

(腕ひしぎ逆十字固め)
伊藤 崇文

修斗協会が修斗の選手がパンクラスのリングに上がることを禁じているため、今回が初の修斗vsパンクラスの因縁対決。しかし、なんと修斗の三島がパンクラスの伊藤をスープレックスで投げ、グランドで伊藤をコントロール。一瞬の隙を突いて腕ひしぎ逆十字を極めて秒殺!試合後、三島は今回の勝利はたまたまで周囲の状況が許せば伊藤の再挑戦を受けるとアピール。敗戦のショックが大きい伊藤を気遣った。これからも修斗vsパンクラス対抗戦の継続的実現に期待する。


第8試合 日本選抜vsブラジリアン・トップチーム対抗戦 5分3R 契約体重なし
ブラジル ブラジリアン・トップチーム所属
3R終了時 日本 チームアライアンス所属
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ
判定

3−0
高阪 剛

日本では久々のヴァーリ・トゥード戦の高阪とDynamite!で“怪物”ボブ・サップも葬り地上最強の名を欲しいままにする現PRIDEヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの双子の弟 アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラの大型テクニシャン対決。柔術やグランドでの高度なテクニックに加え、兄弟でムエタイの打撃のテクニックも身に付けつつあるノゲイラは正にオールラウンドな選手。打撃で高阪を攻め込む。グランドでも常にノゲイラがポジションを取り、高阪が足関節で反撃を試みるが決められず。応援にかけつけた時の人・吉田秀彦の声援もむなしく、ノゲイラの判定勝ち。PRIDEミドル級王者のヴァンダレイ・シウバの首を狙うノゲイラ弟と更なる高阪の奮起に期待。


第7試合 日本選抜vsブラジリアン・トップチーム対抗戦 5分3R 契約体重82kg以下
日本 U-FILE CAMP所属
3R 3分49秒 ブラジル ブラジリアン・トップチーム所属
上山 龍紀
タップアウト

腕ひしぎ逆十字固め
ギルソン・フェレイラ

スタミナ誇る上山が試合終了間際にブラジリアン・トップチームの選手を相手にキッチリ関節を極めて勝利。師匠の田村と共に勝利をあげ成長を見せた。


第6試合 日本選抜vsブラジリアン・トップチーム対抗戦 5分3R 契約体重67kg以下
ブラジル ブラジリアン・トップチーム所属
3R終了時 日本 烏合会所属
ファビオ・メロ
判定
3-0
矢野 卓見

メロが矢野を圧倒。判定ながら完全勝利。


第5試合 5分3R 契約体重なし
メキシコ AAA所属
1R 4分5秒 日本 フリー
ドス・カラスJr
タップアウト

チョーク・スリーパー
中野 巽耀

世界でただ1人と思われる覆面ヴァーリ・トゥーダーのドス・カラスJr。前回、パンクラスの謙吾にリベンジを許したが、今回は約23センチの身長差を生かしベテランの中野をチョーク・スリーパーで葬った。以外なところからプロレスの救世主が現れた。プロレスラー最強幻想を蘇らせるポテンシャルを持ったルチャ戦士。父親のドス・カラスもセコンドについて花を添えた。


第4試合 5分3R 契約体重68kg以下
ブラジル ノヴァ・ウニオン所属
3R終了時 フリー
ジョン・ホーキ
判定

2−0
雷暗暴

これもハイレベルなテクニシャン同士の隠れた名カード。ポジションの奪い合いで凌ぎ合う。僅差の判定でホーキが勝利。日本で頑張る雷暗の今後の活躍が楽しみだ。


第3試合  5分3R 契約体重90kg以下
日本 フリー 3R 2分37秒 日本 荒武者総合格闘術所属
滑川 康仁
タップアウト

フロント・チョークスリーパー
MAX宮沢

元リングスの滑川が宮沢を圧倒。試合終了間際にフロント・チョークで宮沢からタップを奪う。


第2試合 5分3R 契約体重なし
日本 U-FILE CAMP所属
1R 0分5秒 日本 格闘探偵団バトラーツ所属
長南 亮
TKO

飛びひざ蹴り
臼田 勝美

久々のバーリ・トゥード戦の臼田に対し、長南は試合開始と同時に助走をつけての飛びヒザ蹴りを臼田の顔面に叩き込みダウンを奪い、そのまま上からパンチを落とす。レフェリーが慌てて止めて、総合格闘技の最短記録タイで長南がTKO勝ち。臼田はプロレスラーとして残したくない記録を残してしまった。


第1試合 5分3R 契約体重なし
日本 U-FILE CAMP所属 1R 2分41秒 日本 フリー所属
大久保 一樹
タップアウト

腕ひしぎ逆十字固め
一宮 章一

偽造王・一宮がグレイシートレインを偽装し入場。会場を沸かせる。偽装トレインには元リングスの和田や横井、そして前UFCヘビー級王者のジョシュ・バーネットまでが参加。異色のトレインを形成した。しかし、さすがの偽造王も初のヴァーリ・トゥードの試合では勝手が違った。一宮は現在はプロレスラーながら大学生時代には相撲で全日本ベスト8になった実績の持ち主でこの戦いを前に短期間ながら高阪や吉田秀彦から特訓を受けていたが、田村の教え子である大久保に終始圧倒され、逆十字を極められあえなくタップ。一宮はヴァーリ・トゥード再挑戦を誓った。