4.29 対猪木軍団!? 石井館長、バンナを「小川や藤田の相手にどうでしょう。」

5.3 対K-1! 猪木が猪木軍団vsK-1の10対10全面対抗戦」提案!


猪木軍団に対する挑発と取れる発言に猪木や藤田が!
石井館長の放ったジャブに対し猪木がカウンターで挙げた猪木軍団10人の刺客はこいつらだ!


全ては意外なことにK-1の生みの親である正道会館の石井館長の言葉から始まった。4/29 「K-1 World GP in 大阪」の大会後、石井館長がスポーツ紙記者に語ったもので「小川や藤田の相手にどうでしょう。バンナはいつでも、どこへでも行きます。」と12月のK-1東京ドーム・決勝大会までスケジュールが空いたバンナについてコメントしたとのこと。
これに対し、即反応したのがPRIDEと新日本プロレスの両リングで活躍している現IWGPチャンピオンの藤田和之だ。「俺がやりましょう!K-1がIWGPを欲しいなら新日マット。そうでないならPRIDEのリングではどうか」更に「K-1のリングでも、K-1ルールでなく、バーリ・トゥードルールなら構わない」と言ったとのこと。そして肝心の猪木も「K-1からの挑戦の話は聞いている。でも、どうせやるなら10対10全面対抗戦にしたほうが面白いだろう。」とマスコミ懇談会でコメント、そして猪木軍団の刺客10名に次の名を挙げた。


藤田 和之     マーク・コールマン
小川 直也     ドン・フライ
佐竹 雅昭     ブライアン・ジョンストン
橋本 真也     村上 一成
大谷 晋二郎    安田 忠夫

(情報源:SRSDX No.46)



このK-1軍団vs猪木軍団の対決に関しては賛否両論あるだろう。純粋格闘技ファンはK-1にそういった方面に行って横道にそれて欲しくないだろうし、純粋プロレスファンは今こそプロレスラーの強さを見せ付けて欲しい、又は何はともあれ「おもしろそう」と思うかもしれない。異種格闘技マニアにとっては願ってもない展開ではないだろうか。試合ルールや選手の意思やスケジュール、どこのリングで行うか等等問題は山積みで実現の可能性は低いと思われるが、あのモハメッド・アリ戦を実現した猪木と名プロデューサー石井である。そういった意味では期待できるのではないだろうか。筆者としてはどういう展開になるのか非常に興味はあるが、同時にルールや試合形式、闘うリングによっては純粋格闘技ファン、特にK-1ファンをがっかりさせたりK-1離れさせたりしてしまう可能性が高いのではと危惧するところである。が、もし、石井館長がプロレス業界ではなく本気で総合格闘技界への進出を考えているのであれば話は別。石井館長のプロデューサー手腕、世界的なネットワーク、選手育成のノウハウなど非常に今後を期待できる部分である。何はともあれ、今の格闘技及びプロレスの勢いのある炎を絶やさずもっと大きくしていく上でこういった10対10対抗戦のようなお祭り的かつドリーム的な企画が必要とも考える。そして最後に、もしこれが実現するならば正道会館そしてK-1で育った佐竹が外に飛び出し総合格闘家として成長した今、現役K-1ファイターと以前とは違った戦いを見せるとなると佐竹自身の気持ちやファンの気持ちも含め、非常に興味をそそられる。