10.25 真撃第3弾武道館大会結果
石井館長が見守る中、小川、殺人フルコースでデンプシーを葬る。

視察に訪れたK-1プロデューサーの石井和義正道会館館長の目の前で勝利を飾った小川は対K-1軍の戦いについて「K-1との戦いはK-1のリングでやりたい」と発言。猪木祭り２への参加については言及を避けたが、対K-1軍については前向きな姿勢を見せた。試合を見た石井館長は来週から直接小川と交渉すると発言。小川の引きずり出しに乗り出すと表明した。「ますます小川さんが好きになった。パンチも見えてたし、ちゃんとブロックしていた」「小川の素人っぽいキレかたが面白い。体重を絞って動きが速くなったようだが、もうちょっと体重を増やしたほうがいい。」と評価し、アドバイスも送った。また、高山や橋本の控え室も訪れ、「小川と高山はこっち向き」とK-1軍への勧誘もほのめかした。　　

試合後、橋本と対談を持った小川はプロレスマット界活性化のため、橋本と共闘して二人でプロレスリング・ノアに乗り込むことを決めたと新しい戦いの場も示した。

第９試合　無制限1本勝負

ZERO-ONE	８分５１秒	オランダ　カマクラジム
橋本　真也	ギブアップ（逆片エビ固め）	ジェラルド・ゴルドー

ゴルドーの反則目潰し攻撃、そして正拳突きで２度ダウンを奪われ追い込まれた橋本。カウント９で立ち上がったところをハイキックを食らい再度ダウン。しかし、橋本なんとか反撃。フロント・ネックロックからDDT、水面蹴り、そして最後は逆片エビ固めでゴルドーを撃破。

第８試合　無制限１本勝負

UFO	６分３０秒	米国　LAボクシングジム
小川　直也	ギブアップ（チョークスリーパー）	ジョシー・デンプシー

伝説のボクサーのジャック・デンプシーのひ孫を自称する元プロボクサーのデンプシーは安田がロスに修行に行っていた時に一緒に練習したLAボクシングジム所属の選手。真撃で決められているオープンフィンガーグローブではなく、ボクシンググローブをつけてきたデンプシーに小川は激怒。レフェリーを間にはさんだ状態で反則ぎりぎりの右ストレートを食らい小川はダウンし、それがさらに小川を激怒させた。そこからデンプシーのボディーブロー10発以上の連打を耐えた小川。プロボクサー時代に19勝(18KO)4敗というKO率を誇ったデンプシーに対し「打撃で行こうかと思ったが、やっぱり相手のパンチはさすが速かった」と反省した小川は作戦変更。怒りに任せデンプシーを払い腰でぶん投げ腕ひしぎ逆十字。立って左右のハイキックを入れてSTOを爆発させた。そして、仕上げはチョークスリーパーという殺人フルコースで小川は132日ぶりの試合で元プロボクサーを粉砕した。

第７試合　無制限1本勝負

フリー	１２分１０秒	ZERO-ONE
高山　善廣	レフェリーストップ（スリーパーホールド）	大谷　晋二郎

高山は真撃初参戦。大谷、高山、両者ともオープンフィンガーグローブをしていない。コブラホールドを仕掛けてくる大谷に得意の膝蹴りやハイキックを叩き込む。エルボー、ギロチンドロップと大谷を追い込み、ダウンの大谷にカバーにはいり、レフェリーにルールに無い３カウントを要求するなどプロレス流の試合を展開。両者ダウンから立ちあがり鼓膜が破れるほどの張り手合戦を繰り広げ、大谷も顔面ウォッシュやスワンダイブ式ドロップキックやジャーマンも繰り出し高山を痛めつける。しかし、最後は再度高山が膝蹴りをぶち込み、スリーパーホールドで大谷を仕留めた。試合後、高山は「大谷は強かった」と素直に認めた上で、次のターゲットはPRIDEのリングに定めた。

第６試合　無制限1本勝負

米国　フリー	５分３０秒	オランダ　フリー
マーク・ケアー	ギブアップ（腕ひしぎ逆十字固め）	ディック・フライ

リングス旗揚げ当初、前田日明と激闘を繰り広げたリングスの古豪　ディック・フライとPRIDEで「霊長類最強の男」と呼ばれていたマーク・ケアーの異色対決が実現。格闘家として下り坂のフライが奮起し膝蹴りをケアーの顔面にぶち込み、差し歯をふっ飛ばし２回もケアーからダウンを奪う健闘をみせだが、最後はケアーの関節技に屈した。フライを撃破したケアーは橋本との一騎打ちを要請した。

第５試合　無制限1本勝負

米国　UPW	６分55秒	米国　フリー
トム・ハワード	レフェリーストップ（NO.52）	ブルーザ・アルファロー

第４試合　無制限1本勝負

藤原組	４分４２秒	ZERO-ONE
藤原　喜明	ギブアップ（脇固め）	高岩　竜一

試合開始早々、藤原の張り手や頭突きで圧倒される高岩。ノアのGHCジュニア・ヘビー級王者になったばかりの高岩をして、「やるのは１０年早かった」といわしめたベテランの藤原。２２歳の年の差もなんのその。パワーボムを狙った高岩の隙をついて脇固めをきめてギブアップを奪った。試合後まで高岩がジュニア王者だとは知らなかった藤原。「どうりできつかった」と藤原節。

第３試合　無制限１本勝負

米国　フリー	７分００秒
ハーバート・ヌメリック	KO （ハイキック）	田中　将斗

第２試合　UWFルール　無制限１本勝負

ZERO-ONE	７分５２秒	U-FILE CAMP
佐藤　耕平	ギブアップ（フロント・チョークスリーパー）	大久保　一樹

真撃初のUWFルールの試合。そのリングに元リングス王者の田村潔司が送り込んだ「Uからの刺客」大久保とZERO-ONEの佐藤が激突。１９１センチ・１０５キロの恵まれた体格の佐藤だが、なれないルールで大久保の得意なグランドで苦しめられる。田村の刺客を撃破した佐藤は試合後、「どこのリングでもいいから田村さんと戦いたい」と田村への挑戦をぶち上げた。

第１試合　無制限１本勝負

ZERO-ONE	７分１８秒	米国　UPW
黒川　尚浩	ギブアップ（変形羽根折り固め）	ミッキー・ヘンダーソン