しかし、小川は新旧テロリスト対決に興味なし。高田、山本、中西を3人まとめて挑発!
6.14に迫ったZERO-ONE主催「真撃」の対戦カードが寸前まで決まらず大揺れだったが、遂に小川の対戦相手がプロレスラーの藤原喜明(藤原組 52才)に決定した。若い奴らが小川にびびってるんだったら俺がやってやるとばかりに小川の対戦相手に名乗りをあげた藤原組長に対し、猪木からも直接出撃命令が下り決定した。猪木曰く、「藤原には小川の知らないプロレス教えてほしい。柔道家の小川は足関節技に慣れていないし、頭突きだって嫌うから。油断してると藤原に一瞬でやられるよ。」
3カウントフォールは無し。決着はKOかギブアップ。頭突き、目潰し、金的も容認。場外カウントも取らないという今大会。久々にカール・ゴッチ直伝の関節技とテロリストの裏技が発揮されるか!?
一方、そのカード決定に対し小川は、19歳年上の対戦相手に「俺はジジィ専か! 俺はプロレス界のリストラマシンじゃないんだから!」と激怒。しかし、「決まった以上はやるしかないが、別のことに期待するしかないな」と対戦回避したといわれている高田や山本、そして小川を挑発している新日の中西に3人まとめて大阪に来いと挑発した。
6.12には橋本と対戦する米UPWのトム・ハワード(31歳)をはじめ真撃に参戦する外国人選手8名が成田に降り立った。そのハワードは元グリーンベレー。6年間在籍した米陸軍特殊部隊でサンボ、マーシャルアーツ、ボクシングの特訓を受け、プロレス歴は10年になる。現在はロスを拠点とする独立系団体UPW(アルティメット・プロレスリング)のエース。初来日早々、「アメリカ軍仕込みだ。骨を砕き、関節をはずす技術は誰にも負けない。」と橋本の骨と関節の粉砕を宣言した。
パンクラスの謙吾と対戦するドレクセルは、ボクシングと柔術をこなす現役軍人ファイターでノールール系大会でミドル級の王者になった実績があるという。1日8時間の猛練習を積んでおり、「パンクラスルールでもOK」と自信満々だ。ハワード共々初来日。
ZERO−ONE真撃6・14大阪城ホール 最終決定カード
(第一試合)星川 尚浩(ZERO−ONE) vs L・ヤングガン (韓国)
(第二試合)佐藤 耕平(ZERO−ONE) vs G・ベイレス(米国)
(第三試合)前田 辰也(シュートボクシング) vs カチャスック・ジャンボジム(タイ)
(第四試合)石川 雄規(バトラーツ) vs S・ジョー(米国)
臼田 勝美(バトラーツ) K・サコタ(米国)
(第五試合)高岩 竜一(ZERO−ONE) vs イゴール・メインダート (ロシア)
A・大塚(バトラーツ) ジェラルド・ゴルドー(オランダ)
(第六試合)謙 吾(パンクラス) vs J・ドレクセル(米国)
(第七試合)大谷晋二郎(ZERO−ONE) vs 村上 一成(UFO)
(第八試合)小川 直也(UFO) vs 藤原 喜明(藤原組)
(第九試合)橋本 真也(ZERO−ONE) vs T・ハワード(米国)