第9試合 |
猪木事務所 183cm 120kg 30歳 IWGPヘビー級王者(プロレス) プライド5勝無敗 |
2R 2分18秒 | フリー 196cm 125kg 34歳 |
藤田 和之 Kazuyuki Fujita |
レフリーストップ (肩固めによる) |
高山 善廣 Yoshihiro Takayama |
PRIDE初のプロレスラー対決、しかも日本人の対戦によるメインイベントは格闘家としてプロレスラー高山を潰すと発言していた藤田が見事肩固めでレフリーストップ勝ちを奪った。プロレスベースの2人がノールール系でどんな戦いをみせるか注目されたが藤田はいつもと変らぬアグレッシブファイト。試合開始早々の藤田のタックルを高山が腰を引いてガッチリ受け止める。そのまま、首相撲のような体勢で膝蹴りを打つ高山とアッパーを打ち上げる藤田。プロレスとは違うスタミナ配分を要求される慣れないノールール系の為か2Rには高山はかなり息が上がってくる。2000年末に大阪で開催された「イノキ・ボンバイエ」というプロレス興行での桜庭や久しぶりの新日のリングでの藤田が非常に息が上がっていたのを思い起こさせる。リズムやスタミナ配分が違うのだ。最後は藤田が高山に上四方固めのような体勢から膝蹴りを頭部にぶち込み、体勢を入れ替えて肩固めに移行した。プロレスラーとしては断然キャリアのある高山だったが、バーリトゥード系の経験で勝る藤田に初の日本人野獣対決は凱歌が上がった。試合後、藤田は「高山選手のエールをすごく感じた。」「2人の心の戦い、魂のぶつかり合いができた」と満足げ。日本人離れした肉体を持つ高山はフリーとなっており、今後ノールール系試合での活躍を大いに期待する。 |
第8試合 |
ウクライナ 176cm 108kg 27歳 PRIDE GRANDPRIX 2000 準優勝 プライド12勝2敗 |
1R 1分52秒 | オランダ 187cm 103kg 24歳 プライド1勝3敗 |
イゴール・ボブチャンチン Igor Vovchanchyn |
ギブアップ (チョーク・スリーパー) |
ギルバート・アイブル Gilbert Yvel |
すばらしいストライカー同士の対決だが、リングスのヘビー級王者にまでなったアイブルはプライドに移ってから今ひとつ成績が振るわない。 |
第7試合 |
ブラジル シュート・ボクセ・アカデミー所属 182cm 90kg 24歳 IVCミドル級王者 プライド7勝無敗 |
1R 1分30秒 | フリー 178cm 86kg 27歳 98年柔道全日本実業団個人選手権優勝 96/98/99/00年全日本サンボ選手権優勝 00年全日本アマチュア修斗ライトヘビー級トーナメント優勝 第6回全日本コンバットレスリング選手権優勝 |
ヴァンダレイ・シウバ Wanderlei Da Silva |
レフェエリーストップ |
大山 峻護 Shungo Oyama |
数々のアマチュアの大会で実績を残し、柔道では00年シドニー五輪81kg級 金メダリストになった瀧本誠と激闘を繰り広げたこともある大山は目標にしていたプライドへ初参戦。プライドへのステップと知られるカリフォルニアの金網デスマッチ キング・オブ・ザ・ケージ(KOTC)デビューでは強心を見せつけ大きな体重差のある相手を右パンチ一発でKOした。しかし、期待の新星といえど桜庭をKOし、勢いに乗るシウバは止められない。ムエタイベースのシウバを柔道ベースの大山が試合開始早々のパンチ合戦でぐらつかせ一気に試合はヒートアップ。ぐらついたシウバはそのままタックルに行き離れ際そのまま再度パンチのラッシュで一気に大山からスタンディングダウンを奪いレフェリーストップ勝ち。負けた大山はいきなり、シウバ相手に初出場でカードが組まれるあたり、期待の大きさというべきか、厳しい洗礼というべきか。 |
第6試合 |
アメリカ チーム・クエスト所属 180cm 90kg 30歳 00年リングスKOKトーナメント優勝 第17回UFCライトヘビー級トーナメント優勝 92年バルセロナ5輪・96年アトランタ5輪グレコローマン・レスリングアメリカ代表 プライド12勝2敗 |
3R 3分18秒 | フリー 172cm 88kg 27歳 プライド7勝4敗2分 |
ダン・ヘンダーソン Dan Henderson |
レフェリーストップ |
小路 晃 Akira Shoji |
ヘンダーソンもリングスからの転向組だが、前回のヘンゾ・グレイシーに続き小路をも退け、KOK優勝者の本領発揮。 |
第5試合 |
ブラジル ブラジリアン・トップチーム所属 183cm 90kg 24歳 第12回UFCヘビー級トーナメント優勝 プライド4勝1敗 |
3R | アメリカ 184cm 115kg 23歳 99年ブラジルWVC大会優勝 プライド4勝1敗 |
ビクトー・ベウフォート Victor Belfort |
判定 3−0 |
ヒース・ヒーリング Heath Herring |
ヘンダーソンもリングスからの転向組だが、前回のヘンゾ・グレイシーに続き小路をも退け、KOK優勝者の本領発揮。 |
第4試合 |
トリニダート・トバコ 186cm 110kg 34歳 第8回UFC準優勝 97年第1回IVCヘビー級トーナメント優勝 プライド5勝7敗 |
1R 2分39秒 | オランダ ゴールデン・グローリー所属 190cm 94kg 24歳 00年リングスKOKトーナメント準優勝 プライド初出場 |
ゲーリー・グッドリッジ Gary Goodridge |
KO |
ヴァレンタイン・オーフレイム Valentijn Overeem |
オーフレイムもリングスからの転向組でプライド初参戦。KOK準優勝者として実力を発揮できず、プライドの門番、グッドリッジの軍門に下る。しかし、オーフレイムはまだ若く、才能を感じさせる有望選手。今後の活躍に期待。 |
第3試合 |
アメリカ チーム・パニッシュメント所属 188cm 90kg 31歳 IFCライトヘビー級王者 プライド初参戦 |
2R 0分21秒 | アメリカ ライオンズ・デン 183cm 97kg 33歳 97年UFCライト級トーナメント優勝 プライド3勝4敗 |
チャック・リデル Chuck Liddel |
KO |
ガイ・メッツアー Guy Mezger |
初参戦のリデルは現UFCライトヘビー級王者のティト・オーティス率いるチーム・パニッシュメント所属。そのオーティスはUFCの舞台でメッツアーをはじめライオンズ・デンの選手と遺恨のあるファイター。両者負けられない試合だが今回はパニッシュメントサイドに凱歌。 |
第2試合 |
高田道場所属 177cm 90kg 28歳 プライド2勝4敗2分 |
3R | ブラジル シュート・ボクセ・アカデミー所属 180cm 80kg 27歳 プライド初参戦 |
松井 大二郎 Daijiro Matsui |
判定 3−0 |
ペレ Pele |
ペレは今をときめくヴァンダレイ・シウバと同じシュート・ボクセ・アカデミー所属。シウバいわく、中量級ではペレが最強だと信頼をおく選手。対する松井は言わずと知れた高田道場第三の男。いままでプライドでは目立った結果は出していなかったが、判定とはいえ大きな勝利。 |
第1試合 |
ブラジル グレイシー・バッハアカデミー所属 174cm 80kg 27歳 99年パン・アメリカン柔術大会メイオペサード級・アブソルート級優勝 プライド初出場 |
1R 7分17秒 | ブラジル アカデミア・ブドーカン所属 168cm 78kg 31歳 97年第4回WVCミドル級トーナメント準優勝 プライド0勝2敗 |
ニーノ・”エルビス”・シェンブリ Nino "Elvis" Schembri |
ギブアップ (アームバ-) |
ジョイユ・デ・オリベイラ Johil de Oliveira |