第8試合 |
オランダ |
1R 3分9秒 | フリー |
セーム・シュルト |
KO (左フック) |
高山 善広 |
日本対オランダの巨人対決が実現したこの一戦。プロレスリングノアのリングでタッグチーム”ノーフィアー”を結成し、GHCヘビー級タッグ王者として活躍している高山善広は身長196センチで日本人プロレスラーとしては最大級の体格を誇る。しかし、今回の相手はオランダの巨人セーム・シュルト。シュルトは”格闘空手”と呼ばれている東館長率いる大道塾空手出身。その大道塾空手の全日本大会に出場し、優勝。その後パンクラスに参戦し、現パンクラス無差別級王者でもある。米国ノールールの老舗、UFCでは1勝1敗だがPRIDEでは小路、佐竹と連破し実力を証明しつつある身長なんと211センチだ。高山を身長で15センチも上回る。 試合はプロレスラーの打たれ強さと圧力を武器に高山が前へ出るがいきなりミドルキックを喰らう。高山、シュルトを何とかテイクダウンするがシュルトに三角絞めを仕掛けられる。それをしのいだ高山だったがスタンドでは身長差のため高山のパンチは空を切り、シュルトの左ストレートのカウンターがヒット。そして、フックぎみの左2連発で高山は完全KOされた。真上から打ち下ろされるようなシュルトのパンチは「本当に想像を越えたすごさだった」と高山は言う。しかし、腫らした顔を隠さず試合後インタビューを受けた高山は「自分がこれでいいですって言ったらプロレスラーを辞めなきゃいけない」と総合格闘技戦継続宣言。来年一からやり直す。さすが高山は打たれ強いプロレスラーだ。 右を使わず左パンチだけでプロレスラーを倒したシュルトの照準はすでにPRIDEヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに向いている。これが実現すれば、現PRIDE王者、元リングスKOK王者のノゲイラと現パンクラス王者のシュルトによる正に事実上の統一戦、最強決定戦となるだろう。早期の実現を願う。 |
第7試合 |
ブラジル | 3R 2分22秒 | フリー |
ヴァンダレイ・シウバ |
TKO (ひざ蹴りで鼻から出血) |
アレキサンダー大塚 |
両者96.5キロという同体重で望んだ一戦。準備不十分と心配されたアレクだが3Rまでねばる。しかし、試合の流れはシウバの一方的。3Rついにシウバがひざ蹴りをアレクの顔面にきめ、アレクの鼻骨を蹴り折って大流血させた。ドクターストップ。アレクにはもう少し時間を置いて万全な状態で再起してほしい。 |
第6試合 |
米国 | 3R終了時 | フリー |
ジェレミー・ホーン | 判定 3-0 |
小路 晃 |
あの現ヘビー王者のノゲイラが実力を高く評価するホーンがPRIDE参戦だ。結果は判定だったが「小路は実力が上がっていた。今後もPRIDEに参戦したい。トップ選手と戦いたい」とホーン。 |
第5試合 |
ウクライナ | 1R 4分35秒 | オランダ |
イゴール・ボブチャンチン | ギブアップ (ヒール・ホールド) |
ヴァレンタイン・オーフレイム |
シューズを履いていたオーフレイムはボブチャンチンにヒールをきめられてしまった。「二度と試合にはシューズを履かない」というオーフレイムだがすでに遅し。しかし、まだ若いオーフレイムには今後も期待する。PRIDEでは皆勤賞に近いボブチャンチンは「疲れが溜まっている。3ヶ月ほど休みたい」と休暇宣言。ゆっくり休んで元気な姿を見せてほしい。 |
第4試合 |
高田道場 | 1R 1分43秒 | 南アフリカ |
山本 憲尚 | ギブアップ (腕ひしぎ逆十字固め) |
ヤン”ザ・ジャイアント”ノルキヤ |
高田道場所属となった元リングスのエース山本。前回は秒殺されてしまった山本だったが、今回は身長差21センチ体重差43キロのK−1巨漢ファイター・ノルキヤだ。しかし、リングスのリングで体格差のある巨漢選手とは戦い慣れている山本。試合開始早々はパンチを受けぐらついたが、今回は落ち着いて間を置き、タックルで巨漢選手をテイクダウン、サイドポジションから逆十字をきめ、秒殺。勝っても負けてもメリハリのある試合をする山本は評価されるであろう。アームロックか逆十字か迷ったが絵的に映える逆十字にしたと山本は余裕を見せた。試合後、PRIDEのリング上から「前田(日明)さん、ありがとうございました」と古巣リングスの恩師に感謝の意を表した。 |
第3試合 |
ブラジル | 3R終了時 | 米国 |
ムリーロ・ニンジャ | 判定 3-0 |
アレックス・アンドラーデ |
第2試合 |
米国 | 3R 0分47秒 | ブラジル |
アレックス・スティーブリング | TKO |
アラン・ゴエス |
第1試合 |
高田道場 | 1R 0分14秒 | 米国 |
松井 大二郎 | 反則 (金的へのひざ蹴りにより) |
クイントン・ジャクソン |