PRIDE INOKI 9.24 PRIDE16 大阪城ホール カード一部変更
PRIDE17ドームでは桜庭vsシウバ戦がミドル級TMに!小川は高田にラブコール




まず、直前にせまった9月24日のPRIDE16 大阪城ホール大会で小路晃(フリー)と対戦予定だったブラッド・コーラー(米国)は練習中に右足首に全治2週間の怪我を負い欠場することが決まった。また、プライド初参戦でありパンクラスの王者であるセーム・シュルトと対戦するはずだった「北の最終兵器」イゴール・ボブチャンチンは右ひじの手術を受け、2週間の安静が必要なため欠場するという。小路晃とセーム・シュルトの対戦相手が宙に浮いてしまったがもちろん近日中に発表される。

 
9.24大阪城ホール大会全対戦カード

第8試合 
マーク・コールマン  VS  アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
    (米 国)                    (ブラジル) 

第7試合 
ギルバート・アイブル  VS  ドン・フライ
    (オランダ)             (米 国) 

第6試合 
ボブチャンチン欠場の為  VS  セーム・シュルト
     未定                 (オランダ) 

第5試合 
ガイ・メッツァー  VS  ヒカルド・アローナ
  (米 国)              (ブラジル) 

第4試合 
松井 大二郎  VS  ムリーロ・ニンジャ
 (高田道場)          (ブラジル) 

第3試合 
小路 晃  VS  コーラー欠場の為未定
(フリー)         

第2試合 
山本 憲尚  VS  アスエリオ・シウバ
(フリー)           (ブラジル) 

第1試合 
谷津 嘉章  VS  ゲーリー・グッドリッジ
(SPWF)       (トリニダードトバゴ) 
   



そして、11.3 PRIDE17 東京ドーム大会で桜庭vsシウバの桜庭リベンジマッチの記者会見が都内のホテルで17日に開かれ、両者が顔を合わせた。そして、この試合がPRIDE 初代ミドル級王座決定戦になると発表された。それに加え、桜庭がお手製「サクベルト」を持参し、前回シウバに敗戦直後に自らシウバにあげた「サクベルト」との「統一戦にしちゃいました」ととぼけた。「3冠統一戦だ」とおふざけ。それに対し、シウバは「当日は救急車を用意したほうがいい。」と殺気立っていたという。そんなシウバに対して、ニヤニヤした桜庭は「何か鼻息が荒かったね」と正にマイペースだ。

その桜庭の師匠・高田延彦と当初PRIDE17ドーム大会で対戦する予定だった小川直也が再度高田に強いラブコールを送った。新日本プロレスが9月18日に発表した「10.8東京ドーム大会」のカードから名前がもれたことをうけて小川が会見し、新日本プロレスとの絶縁宣言をすると同時に高田やK−1にターゲットを絞ることを明かした。小川は高田を「UWFブーム、2度のヒクソン戦など、高田さんは時代のけん引車。力道山、馬場、猪木、タイガーマスク、長州、前田に続く最後のカリスマ」と持ち上げPRIDE17での対戦について高田の返答を求めた。当初から高田、ヒクソン戦実現を信じてPRIDEに上がったという小川は今年5月に高田が対戦をぶち上げたときからそれに備えてトレーニングしてきたと高田戦への思い入れを語った。

事の始まりは、高田は小川戦を「ヴァーリ・トゥード最後の試合」として準備していたが、DSEのK―1VS猪木軍を優先する動きや新日本プロレスの10・8東京ドームで藤田戦が浮上した小川に「しらける」と水を差された形で白紙に戻していた。PRIDEシリーズを主催するDSEの森下社長は「いずれ実現するにしても、高田選手の気持ちを考えると今、簡単にマッチメークできない」という。ただ、高田の決断次第では出場の可能性もあり、猪木、高田、小川も来場予定の9・24大阪城ホールの「PRIDE16」の場がカギを握ることになりそうだ。 なにはともあれ、実現した場合、高田はボブチャンチンにPRIDEのリングで戦うのは約1年ぶり。それに対して小川は6月14日のZERO-ONE主催の「真撃」での藤原喜明戦を最後に、3カ月も試合から離れている。それゆえ、両者の試合感が危惧されるところだ。