高田、小川戦を凍結!
なんと桜庭もPRIDE16への参戦は見送り!
初期のPRIDEを成功に導いた功労者である高田延彦(39歳)が11月3日のPRIDE17 東京ドーム大会で内定していた小川直也戦を凍結する意思を示した。この内定していた小川戦を最後に高田はノールール系の試合から引退するという考えがあったが、ここへ来てPRIDEプロデューサーの猪木が新日本プロレスの10.8東京ドーム大会での小川 対
藤田和之の猪木軍頂上対決&IWGPタイトルマッチという大一番を提案。それに加え、PRIDE17においてK-1 vs 猪木軍の第2弾が展開されるという構想も浮上。小川本人は「11.3は高田戦しか考えていない。それ以外ならPRIDEにはでない」と言っているが、高田にとっては11.3小川戦はバーリ・トゥード引退の大一番。その1ヶ月前に小川が大一番にのぞみ、しかも同大会でもK−1vs猪木軍が展開され、それに小川がどう絡むかも注目されるなか、明らかに高田−小川戦のトーンが下がるのは必至。「正直言って面白くない。しらける。やる気にもならないよ。風が吹いてないでしょう。オレと小川の試合に」とどの試合に集中するのか煮え切らない小川やまわりの状況に不快感をあらわにした。
PRIDEを主催するDSEの森下社長曰く、11.3で高田−小川戦が流れても高田本人のVT最終戦を小川にする意思は変わっておらず、来年のよい時期に延期するかもしれないそうだ。しかし、そうなった場合、今度はやる気の小川サイドがなんと言うだろうか。
これらの問題に加え、高田は愛弟子桜庭のバンダレイ・シウバに対するリベンジ戦について、DSEの対応や扱いに対し不服とし桜庭のPRIDE16欠場を高田の判断で決定したと発表した。ここへ来て選手として初期のPRIDEを立ち上げ、そしてメジャーに引き上げた功労者指定コンビとPRIDEとの間に溝ができてしまった形となった。