遂に”最強の空手軍団”極真が立ち上がる!
極真会館の対外試合部門”K-NETWORK”が発足!
”ケンカ空手” ”地上最強の空手”と呼ばれた極真空手がこの格闘技ボーダーレス時代に向けて遂に動き出した。極真会館の創設者・故 大山倍達総裁は武者修業時代に国内外において多くの他流試合をこなし、いかなる戦いにも対応できる最強の格闘技としての空手を完成させ、極真会館を創設した格闘家。その時代には無かった直接打撃制といわれる顔面突きや金的蹴りなど以外の打撃は直接当てるという過酷な大会を開催し、異端児扱いをされながらも他の空手流派を含む格闘技団体に恐れられていた存在。当時、荒行や過酷な鍛錬で知られ、総裁自らも猛牛を倒し、弟子の中には熊と戦った者までおり、科学や常識を超える超人軍団ぶりを発揮していた。しかし、最近では競技人口も増加し、大会のルールなども非常に整備され、技術もより高度化するに伴い、その反面、試合に勝つための練習・鍛錬をする傾向もあり、以前ほどの荒々しさ、最強格闘技としての空手の姿が薄れていく傾向にあった。そんな中、空前の総合格闘技時代、ボーダーレス時代が到来。最強を決める舞台が表れ、実力の証明が問われる時代が訪れた。
その流れを静観していた極真会館松井派がついに昔の極真を呼び起こすような行動に出た。極真会館・松井館長が実行委員を勤める”K-NETWORK”が来年1月11日に”一撃”という興行を開催する。この”K-NETWORK”はプロとアマチュア、そして団体間の技術や選手の交流を目的として立ち上げられたといわれているが、これはアマチュアイズムを貫く極真会館の”対外試合部門”と言ってよいだろう。”一撃”の第一弾ではなんと極真の世界大会で7位の実績を持ち、現在キックの試合で負けなしの3連勝している野地竜太(23歳)が正道会館所属のK-1ジャパンのエースである武蔵(29歳)といきなりK-1ルールでぶつかるという極真空手VS正道空手が実現する。現在、フィリョやフェイトーザ、そしてニコラスと現役極真外国人選手がK-1のリングに上がっているが、現役極真で日本人選手がK-1と交わるのははじめて。又、極真オーストラリアの選手で世界大会などで活躍してきた”鳥人”ギャリー・オニールもこの”一撃”に参戦するとも言われている。
その上、この”K-NETWORK”が主催する”一撃”はK-1ルールなどの打撃系の試合だけではなく、なんと総合格闘技の試合ももうひとつの柱として組むという。基本的にこの間の「藤田vsミルコ・クロコップ戦」のルールに多少手を加えたルールになるという。噂では極真ウエイト制全日本大会で重量級での優勝の実績があり、世界大会に2度も出場経験のある岩崎が総合格闘技の試合にでる準備をしているとも言われている。現役極真選手が総合の試合にもチャレンジするという夢のような試合が実現されそうだ。総合格闘技のメジャーリーグであるPRIDEを主催するDSEも選手の派遣など交流を申し出ているといわれる。そして、”一撃”のリングは八角形のリング、つまりオクタゴンを使用するという。まさかとは思うがUFCアルティメット大会のように金網になるのか、初期の修斗が使っていたようなリングになるのか。とにかく”ケンカ空手”極真の復活の日は近い。