魔裟斗も対猪木軍戦に参戦か!?
小川はK-1 World GP王者を標的、ヒクソン戦も射程距離?
千葉・東京ベイNKホールで8月23日、ロックバンドが参加した音楽イベント「BLACK LIST」が開催され、その中でキックボクシングISKA世界ウエルター級王者、魔裟斗(22歳 シルバーウルフ)の試合が行われた。魔裟斗はWMS豪州ジュニアウエルター級王者、ベン・バートン(24歳)を4回1分10秒、KOで下した。ロックを聞きに集まった観衆から見事なKO勝利で大魔裟斗コール引き出し熱狂させた中量級カリスマキックボクサー魔裟斗の実力と魅力は計り知れない。他の団体や選手と違ったアプローチで色んな意味でのボーダレスに格闘技の普及に努めている魔裟斗はただものではない。その魔裟斗、8・19のK―1vs猪木軍の試合を見て、なんと条件が合えば参加したい、立ち技こそが最強と対猪木軍、対総合格闘技戦への出陣の可能性を示した! 中量級でもK-1やキック系の選手と総合やプロレス系の選手の抗争が勃発するか、楽しみである。
猪木軍サイドでは総大将である小川直也があらためてK―1との全面対抗戦出陣を表明し、12月のK―1World GPの覇者を標的として挙げた。「K-1が最強といわれても今は黙って耐えるしか仕方ない」と悔しがる小川が狙っているのは両軍総大将同士の一騎打ち、一発勝負のようだ。もちろん、舞台のリングは年末の猪木祭り2が濃厚。
又、対K-1の先にはまだヒクソン戦も諦めておらず、当初今年11月の東京ドームでの対戦が内定していたが、ヒクソンの長男ホクソンさんの交通事故死で延期になっていた夢の対決が来年中には実現できるのではないかとほのめかした。それに加え、マイク・タイソン戦も引き続き交渉中だという。ここのところ、話題はあるが実際にリングにあがることが少なくなった小川が遂に動きだすか。
一方、前回のK-1軍vs猪木軍の開戦で戦慄の膝蹴りで藤田の左目上部はYの字状に裂き、計13針(内5、外8針)を縫うほどの裂傷を負わせたクロコップは、「あの膝蹴りは偶然という人間もいるが、ビデオで充分研究し、藤田が必ず左足にタックルに来ること知っての結果。研究と練習の賜物だ。K―1戦士がバーリ・トゥードで勝つにはあの方法しかない。」とあの結果の必然性と同時にバーリ・トゥードの難しさも再度示した。猪木軍の総大将である小川については、「誰?知らない。桜庭なら知ってるけど」と意に返さない様子。