INOKI PRIDE K-1 NEW JAPAN
12.31「猪木祭り2」藤田、ミルコ、ノゲイラそれぞれやる気満々。



新日本プロレスのIWGPヘビー級のベルトを保持する藤田和之が大晦日の「猪木祭り2」での対戦相手のターゲットとして12月のK-1ワールドグランプリで優勝するだろうと藤田が予想しているジェロム・レ・バンナと前回藤田が敗れているミルコ・クロコップの2選手の名を挙げた。又、藤田の古巣である新日本プロレスのレスラー達に対し、「猪木祭り2でK-1と勝負してやるという奴はいないのか?高田さんを見習え。このままではプロレスが馬鹿にされて、廃れてしまう。」と他流試合に尻込みする永田や中西を間接的に叱咤した。又、「IWGPの防衛戦は、他のリングで通用するような強い奴が新日にはいない」としてしばらくは防衛戦をしないと挑発した。藤田は12.31にターゲットを定め、1ヶ月程マリオ・スペーヒーを筆頭にノゲイラやアローナが所属するブラジリアン・トップチームに合流し、柔術とアマレスの技術交流や合同練習に参加し打倒K-1の目的の下、ノゲイラ達と団結する。これは以前スペーヒーから藤田と一緒に練習をしたいという意思表示に答えるもの。レスリングの技術と頑丈なプロレスラーの身体を武器にVTを戦ってきた藤田だが今回、柔術の技術を吸収し、さらに幅をひろげるであろう。

そんな藤田がターゲットに挙げているミルコだが、ミルコ自身は1度藤田に勝っているため「藤田サイドから正式なオファーがあれば考える」と余裕の構えで藤田よりノゲイラに興味を示している。前回のノゲイラvsヒーリング戦を観戦したミルコは「すばらしい試合だった。ノゲイラとも戦うときが必ずくるだろう」とPRIDEの王者を賞賛し、対戦の意欲をみせた。

それに対し、ノゲイラもミルコの高田戦を踏まえてミルコに興味を持っており「ミルコと最強決定戦ができれば面白い。まだ見せてない技術を披露したい。」とバンナとともに対戦希望相手にミルコの名を挙げた。つまり、ノゲイラとミルコは相思相愛といったところか。

今のところ、猪木祭り2ではK-1サイドからはサム・グレコ、ミルコ、ボブ・ザップらの参戦が内定しているようだし、猪木サイドからはノゲイラ、スペーヒー、藤田、安田らの参戦がほぼ決まっているようだ。もし、これでK-1ワールドグランプリの優勝者がバンナあたりがなって参戦してくると、K-1GP王者、PRIDEヘビー級王者、IWGPヘビー級王者が揃い踏みという未だかつて無いビッグイベントになるだろう。