INOKI NEW JAPAN K-1
12.31「猪木祭り2」に中西・永田の参戦が決定か!?



昔からアントニオ猪木は不可能を可能にしてきた男だ。今度も猪木がやってくれた。
今年の大晦日に開催される「猪木祭り2」に新日本プロレスの永田裕志と中西学が参戦できる可能性が高まった。「猪木祭り2」と言えば大晦日の晩に国民行事のNHK「紅白歌合戦」に対抗し放映するTBSの大一番だ。しかし、永田や中西はテレビ朝日が大株主であり、試合の放映権を握る新日本プロレス所属のプロレスラー。そのテレ朝がライバルになるTBSの放送する「猪木祭り2」に新日のエースである永田や中西が参戦することなど許可するはずがないと思われた。しかも、昨今のテレ朝が放送した新日の大会、特にゴールデンタイムの放送の仕方に関して猪木が激怒しテレ朝をボロクソに強烈批判しており、新日とテレ朝の契約を見直すとまで言っている猪木に対し、テレ朝が警戒してもおかしくない状況だ。しかし、猪木はテレ朝の幹部と会談し、TBS放映の「猪木祭り2」への永田や中西らの参戦の承諾をとりつけた。これで一番大きなテレビ放映の問題をクリアーし、新日本のレスラーの参戦が可能になった。後は、新日本プロレスの意向とレスラー本人達の意思次第だ。猪木はK-1との対抗戦へ新日のレスラーを出すかどうかは明言を避けたが、猪木サイドから送り込む日本人選手として小川、藤田、安田、そして永田と中西の名前を挙げた。小川は「猪木祭り2」がプライドを主催するDSEが運営することを理由に参戦を拒否する発言を繰り返しているが、猪木は無視、すでに出場メンバーは猪木の頭の中で決定しているようだ。K-1戦士と新日トップレスラーの対決というまた新たなカードの可能性が高まってきた。

それら日本人選手に加え、猪木は2000年PRIDEグランプリ王者のマーク・コールマン、そのコールマンを破って最強の称号を得たアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、そしてノゲイラら一流ファイター集団であるブラジリアン・トップ・チームを率いるプラジリアン柔術の重鎮 マリオ・スペーヒーら大物格闘家たちにも出場を打診しているという。ノゲイラやスペーヒーはすでに参戦の意思を表明している。これでほとんど猪木軍のメンバーは出揃っており、あとはK-1の12月にあるWorld グランプリ後の出場者決定を待つばかりとなった。