第8試合 敗者復活戦Bブロック決勝 3分3R |
ニュージーランド |
3R 1分38秒 | オーストラリア |
マーク・ハント |
TKO (カットによる) |
アダム・ワット |
マイク・ベルナルドをKOで倒し絶好調のワットに対するはレイ・セフォーと死闘を繰り広げ、判定で負けたもののセフォーを負傷棄権に追込み上がって来たハント。又もや、ワットの速い連打がハントに入るが倒れない。打たれながらも、時折打ち返すハントのカウンターでワットがぐらつく。2R、遂にワットがダウン。なんとか立ちあがり、気合をみせるワットだが再度パンチを受けてダウン。なんとか3Rまで持ちこたえたワットだったが左目じりをカットし、流血。ドクターストップでTKO負け。ハントが東京ドームへの切符を勝ち取った。 |
第7試合 敗者復活戦Aブロック決勝 3分3R |
ブラジル |
延長R | オランダ |
フランシスコ・フィリョ |
判定 2−0 |
ロイド・ヴァン・ダム |
”不倒王”ヴァン・ダムを判定でフィリョが退け、決勝大会への切符を手に入れた。しかし、ヴァン・ダムも倒れない男だ。顔面のガードを固めてプレッシャーをかけ、強烈なローキックを放つ。延長戦までもつれ込んだがフィリョがなんとか勝利。惜しくも判定で敗れたが、ヴァン・ダムの頑丈さをみると、マーク・ハントとの不倒対決が見たくなる。 |
第6試合 スーパーファイト 3分3R |
フランス | 4R 2分30秒 | 日本 Square所属 |
シリル・アビディ |
TKO (ローキック) |
富平 辰文 |
才能を感じさせながらも勝ち星に恵まれない富平は、今回、急遽空いた枠にK-1ジャパン勢が準備ができていないとの理由でことわる中、やると手を上げた。おまけに対猪木軍とのバーリ・トゥードマッチに逃げ腰のジャパン勢の中で唯一参戦の意思表示もしたさすが極真空手出身のファイターだ。その意気込みと気合を石井館長も高くかっているようだ。しかし、相手は新星ながらあのピーター・アーツを2度退けたことのあるアビディだ。実績ではアビディが富平を上回る。序盤は互角だったが、ガードを高く固める富平に対し、ローキック作戦に切り替えたアビディ。作戦が効し、ローキックへの高い対応力を持つはずの元極真ファイターにもローを効かせたアビディがTKO勝利。富平自身もローを効かされてTKOにされるとは思っていなかった様子。 |
敗者復活戦Bフロック 第2試合 |
ニュージーランド | 3R 3分00秒 | ニュージーランド |
レイ・セフォー |
判定 3−0 |
マーク・ハント |
ミルコ・クロ・コップがテロの影響で来日が不可能になり、急遽この敗者復活戦トーナメントへの出場が決定したマーク・ハント。普段は仲が良い二人の同胞対決はやりにくいものと思われたが、心配無用、ふたりは真のプロファイターだった。すさまじい殴り合いを展開。セフォーの必殺ブーメランフックがハントにきまるが、まったく効かないかのようにプレッシャーをかけるハント。試合後半にはノーガードでセフォーに顔を打たせるハント。一体、このタフさ、頑丈さ、闘争心はどこからくるのか。会場がすさまじい歓声に包まれる。ふたりの魂溢れる試合を石井館長も絶賛した。判定は倒せなかったが手数をだしたセフォーにあがった。 この後、激戦を勝ち抜いたセフォーだったが、右目の視力が極端に低下し、眼球も陥没しているかのように見えることから、網膜剥離及び眼底骨折の疑いでその後の試合を棄権せざる終えなくなった。よってK-1ルールによりセフォーの代わりに”スーパー・サモア人”マーク・ハントがブロック決勝に進むことになった。 |
敗者復活戦Bブロック 第1試合 3分3R |
オーストラリア | 1R 2分27秒 | 南アフリカ |
アダム・ワット |
KO (パンチ連打) |
マイク・ベルナルド |
なんと最有力のマイク・ベルナルドが初戦でしかもKO敗で姿を消した。どんでん返しの主役はアダム・ワット。ワットは前回の予選トーナメントでレイ・セフォーにKO負けしたにもかかわらず、セフォー棄権の為敗者復活で繰り上がり、ジェロム・レ・バンナと対戦。圧倒的な体力差で1トーナメントで2回もKOされるという目にあった。しかし、ワットは豪州ボクシング・クルーザー級王者であり、今回は前回のパワー負けを教訓にし、「ヘビー級の身体を作ってきた」という。体重を10キロアップしてきたワットは気合充分な戦いを見せ、前回のように当たり負けするようなことはなかった。 |
敗者復活戦Aブロック 第2試合 3分3R |
オランダ | 延長R | 英国 |
ロイド・ヴァン・ダム |
判定 3−0 |
マット・スケルトン |
英国の”不沈艦”とオランダの”不倒王”が激突。対猪木軍団のバーリ・トゥード戦への出陣が噂される両者の対決は予想にたがわず激戦となった。1Rはヴァン・ダムがスケルトンにハイキックを入れたが、2Rのどつき合いではスケルトンが優位に立った。蹴りではヴァン・ダム、パンチではスケルトン。3R終了時、判定は1−0でスケルトンに上がったが、延長戦へ。両者気力を絞って戦うが、判定はヴァン・ダムへ。 |
敗者復活戦Aブロック 第1試合 3分3R |
ブラジル | 3R 3分00秒 | ベラルーシ |
フランシスコ・フィリョ |
判定 3−0 |
セルゲイ・イバノビッチ |
ラスベガス大会のトーナメントでラスベガスのアスレチック・コミッションとの関係でイバノビッチがもっとも得意とする顔面へのひざ蹴りは危険とみなされ禁止されたにもかかわらず、優勝候補だったフランシスコ・フィリョを判定で下したイバノビッチ。しかし、その判定基準があきらかに本場日本で行われているK-1の判定基準と違っていた為、不可解な印象が残った。にもかかわらず、フィリョは潔く立去った。しかし、心のそこではリベンジの炎が燃え盛っているはず。思いもかけずリベンジのチャンスが訪れた。「今度は一発のパンチではなく、連打で倒して勝つ」とコメントしたフィリョは連打で攻めこむ。プレッシャーをかけるフィリョだが、長いリーチを生かしてフィリョを中へ入れないイバノビッチ。今回は手数でフィリョの判定勝ち。 |
リザーブファイト 3分3R |
カナダ |
3R 3分00秒 | ブラジル |
マイケル・マクドナルド |
判定 3−0 |
グラウベ・フェイトーザ |
カナダに戻り俳優業を再開したというマイケル・マクドナルドはコンディションが心配されたが、World GP 予選トーナメントで東京ドーム決勝大会まで駆け上がってくると目されていたミルコ・クロコップをTKOで破り、経験を生かし勢いに乗るマクドナルドは1ラウンドからラッシュをかけ絶好調か。パンチでラッシュをかけるマクドナルドにグラウベは上段蹴りやひざ蹴りで対抗。しかし、2ラウンドにはグラウベ、マクドナルドのフックでダウンを奪われる。なんとかもちこたえたグラウベ。3ラウンドではグラウベも反撃を試みるが、必殺のブラジリアン・キックもマクドナルドの巧みなディフェンスに阻まれる。結局、果敢に攻め、2Rにダウンを奪ったマクドナルドが判定で勝利。 |