K-1 K-1のミドル級が2月から地上波で
K−1がフジ、日テレに続きTBSを制覇!




石井館長率いるK−1がTBSにも進出することが決まった。来年の2月からミドル級GPをTBSが放送することになった。これでフジテレビの1993年から始まった「ワールドGPシリーズ」、そして日本テレビの1998年から始まった「ジャパンGPシリーズ」に引き続きTBSの「ミドル級GPシリーズ」(仮称)と地上波民放3局制覇という快挙となる。「大会ごとに局で色分けした方がよい」という石井K−1プロデューサーが理想的な形を実現した。

立ち技格闘技のミドル級(70キロ以下)世界最強を決めるというテーマで始まるK−1ミドル級GP(仮称)。ミドル級といえばISKA世界ウエルター級王者の魔裟斗(22歳 シルバーウルフ所属)とISKA世界スーパーウエルター級王者の小比類巻貴之(23歳 チームドラゴン所属)のスター選手。この二人は97年5月、デビュー2戦目の魔娑斗を小比類巻がKOして以来のライバルだ。しかし、今では魔娑斗が人気、認知度の点でも小比類巻を上回っている感がある。「4年前の借りをようやく返せる。これで自分が最強だとアピールできる」と生涯唯一のKO負けを喫した相手・小比類巻を挑発。それに対し小比類巻も「負ける気はしない。5月の世界目指して突っ走る」と応戦した。また魔裟斗はムエタイの前ラジャダムナン・ウエルター級王者の武田幸三(新日本キック所属)にも参戦要求。そして、石井館長も各キック団体、各空手団体のトップに参戦を呼びかけた。

タイ、オセアニア、米国、南米、欧州、日本、中国など世界8地区で体重70キロ以下の選手による予選を行い、各王者が来年5月のゴールデン・ウィークあたりに日本で開催されるミドル級ワールドGPで、真の世界最強を決めるという。すでにオセアニア地域では予選が始まっており、年内にはムエタイの代表も決定するという。 日本予選は、来年2月に首都圏で開催。各キック団体の王者や極真会館などの空手団体から選抜された8人がトーナメントで争う。

中量級はTBSの来年の日本GPと世界GPはゴールデンタイムを予定。 TBSではミドル級の大会をゴールデンタイムで放送予定。10月4日からは新番組「格闘王」(木曜深夜1時50分から30分)で放送。

「中量級は従来のK−1イメージを一新したい」という石井館長は自分自身ではなく新たに爽やかな若者をプロデューサーにしたいと第1候補として小泉純一郎首相の長男で芸能界デビューした小泉孝太郎、そして第2候補としてケイン・コスギの名を挙げた。地上波3局を制覇するなど常識を覆す石井館長ならではの大胆な発想だ。