大道塾
5.13  2001北斗旗全日本体力別選手権大会 結果

今秋の世界大会の最終予選を兼ねた本大会。総合空手の真髄!



北斗旗全日本体力別 軽量級 決勝戦
中部本部 65kg 30歳
93・94・95・96・97年北斗旗全日本体力別選手権軽量級優勝
98・99年北斗旗全日本体力別選手権中量級優勝
      安城同好会
小川 英樹
一本勝ち
(片羽締め)
榎並 博幸

大道塾北斗旗全日本体力別で93年から97年まで前人未到の5連覇、そして続く98年及び99年には軽量級に敵無しとばかりに中量級にアップし、そこでも2連覇。もうやり尽くしたと言って2000年には出場すらしなかった小川 英樹が北斗旗体力別に帰ってきた。そう、今秋に開催される大道塾初の世界大会に出るためにである。3週間ほど前には大事な大会前というのに4.12フランス・パリで開かれたグラントロフィーという大会に出場、34秒でフランスの対戦相手を襟締めで秒殺。この恐ろしく強い男は今大会でも送り襟締めや片羽締めなどで一本勝ちをおさめ一気に優勝してしまった。「天才」と呼ぶに相応しい。世界大会での小川の活躍が待ち遠しい。



北斗旗全日本体力別 中量級 決勝戦
総本部
新宿支部
加藤 清尚 
判定

佐野 教明

アメリカで交通事故に遭い、足の骨をグチャグチャに骨折した元王者 加藤 清尚が復活!堂々の中量級優勝を飾った。大怪我から復活し、リハビリを乗り越え、強豪の集う全国大会で優勝してしまうとは恐るべき加藤の精神力!軽量級優勝者の小川が「天才」なら加藤は「達人」だ。


北斗旗全日本体力別 軽重量級 決勝戦
新潟支部
総本部
岩木 秀之
判定

長野 常道

左足の甲を痛めている大本命ベテランの飯村健一(総本部)を誰か崩すことが出来るか否かに注目された同階級だが、2回戦で大波乱!一番層が厚い同階級なら何が起こってもおかしくない。2回戦で寺本正之(九州本部)と対戦した飯村は膝のカウンターを狙うが寺本のパンチで効果を獲られてしまい判定で姿を消した。そんな混戦を勝ち抜き決勝まで上がってきたのが岩木と長野。今まで決勝まで上り詰めあと一歩のところで優勝を逃していた岩木が何とかベテラン長野を振り切り優勝。


北斗旗全日本体力別 重量級 決勝戦
総本部
延長 東北本部
藤松 奏通 
一本勝ち
(腕ひしぎ逆十字固め)
武山 卓己

勢いに乗る藤松が優勝経験のある武山を強引な逆十字で極め、重量級を制圧。藤松は最優秀勝利者賞にも選ばれた。


北斗旗全日本体力別 超重量級 決勝戦
総本部  初段 172cm 83kg 29歳
98・99年北斗旗全日本重量級優勝
99・00年北斗旗全日本無差別級準優勝
延長 横浜支部  82kg 29歳
山崎 進
判定

稲田 卓也

世界大会出場が既に決定していて、しかも172センチ83キロ前後という体格にもかかわらず超重量級トーナメントにあえて参戦した山崎は貫禄を持って勝ち上がる。一方の稲田も軽量級王者の小川と共に3週間程前にフランスのグラントロフィーという大会に出場し、腕ひしぎ十字固めで快勝し勢いのある選手。両者とも重量級王者になったことのある強豪。前半は稲田が突きと蹴りで優勢に試合を進めるが最後は山崎が背負い投げからキメをいれ優勝をもぎ取った。