WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 12回戦 |
王者 国際ジム 169.2cm リーチ166cm 28歳 30戦23勝(14KO)4敗3分 |
12R | 挑戦者 ベネゼエラ 37歳 165.6cm リーチ166cm 47戦35勝(19KO)8敗3分1無効試合 |
セレス小林 |
判定 (2−1) 116-114 113-116 115-114 |
ヘスス・ロハス |
タイトルを奪取するより難しいと言われる初防衛戦で超ベテランのロハスを迎え撃つ。しかし、小林は判定2−1の僅差ながら見事、初防衛に成功! 1R サウスポーの王者・小林に対し、オーソドックスの挑戦者・ロハス。小林が少しずつだが得意の左ボディーをいれていく。 2R やたらとホールディングが目立つロハス。 3R 単発ながらバシッバシッと左ボディーを入れていく小林。R終了間際、打ち合う両者。 4R 一進一退の攻防が続く。 5R ロハスのホールディングがやはり目立つ。R終了間際にロハスのボディーブローがきまる。 6R 激しい打ち合い。R終了間際、今度は小林の左ボディーと右フックのコンビネーションの連発があたる。 7R ロハスをロープにつめる小林だが少し手を緩めた瞬間に体を入れ替える老獪なロハス。R終了間際、小林が再度ロープにつめ、細かい左フックの連打を入れる。 8R 小林がやや優勢で打ち合う。 9R 小林の相手の不意をつく左がロハスの顔面にきまる。 10R このラウンドの打ち合いはややロハスが優勢か。 11R 小林が前にでてプレッシャーをかける。しかし、ロハスの右が小林の顔面を捕らえ、少しぐらつく小林。ラスト15秒、激しく打ち合う。 12R ラストラウンド。相手への挨拶として両グローブを前に突き出した王者・小林に対し、グローブを合わせることなくロハスはいきなり殴りかかる。スタミナをロスした小林が打たれる場面が多くなる。フラフラの感がある小林も難とか応戦するが、ロハスは尻上がりペースを上げてラストスパートをかけてくるさすがベテランの挑戦者。試合終了のゴング。 判定で世界王者パパのセレス小林が初防衛。約束通り愛娘をリングに上げる小林。 |
WBA世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦 |
王者 タイ 160.4cm リーチ169cm 32歳 34戦33勝(24KO)1敗 |
12R | 挑戦者 帝拳ジム 169.0cm リーチ176cm 25歳 WBA世界バンタム級4位 |
ウィラポン・ナコルアンプロモーション |
判定 (1−1) |
西岡 利晃 |
目下、29連勝中の王者ウィラポンに同級4位の西岡が挑戦した。ウィラポンはあの辰吉を2度もKOし、西岡をも昨年の6月に判定で下している強力な王者だ。 1R オーソドックの王者ウィラポンに対し、サウスポーの挑戦者・西岡。様子を見合う両者。 2R 西岡の左ボディーブローもいいがそれに合わせたり、突然出すウィラポンの右ストレートが非常に良い。 3R 西岡の左ストレートがウィラポンの顔面をとらえる。しかし、深追いはしない西岡。あせったか、ウィラポンの空振りが目立つ。 4R ウィラポン、右のまぶたを切って流血。この流血が王者の焦りを誘うか? 5R 西岡、左のボディーがきまる。左右も当てていくが、接近戦ではウィラポンが細かくパンチを打ってくる。 6R 西岡の頭を押さえてパンチを打ち込む反則ぎりぎりのウィラポンの攻め。ウィラポンが西岡のボディーを狙ってくる。これはウィラポンのラウンドか。 7R ウィラポンの右ストレートが冴えてきて、今度は西岡がまぶたをカットし流血。しかし、後半西岡が王者を追い込む。ラッシュがウィラポンにあたり、追い詰めるがR終了のゴング。 8R ジャブがでなくなり、バランスがわるくなってきた様子の西岡。 9R 完全にウィラポンのペースだ。R終了のゴング後パンチを当ててしまったウィラポンは西岡に近寄り謝る。 10R ウィラポン、頭を上から押さえながらのボディーブローに対し注意を受ける。ウィラポンのペースは落ちない。しかし、西岡も時々コンビネーションをあてていく。 11R ウィラポンの右にぐらつく西岡。しかし、西岡耐える。後半打ち合う両者。 12R 打ち合う両者。再度、ホールディングでウィラポンに注意。そして、終了のゴング。 判定1−1のドロー。つまり、王者ウィラポンのドロー防衛。西岡、世界タイトル奪取ならず。しかし、34戦して1敗0分けだった王者とドローの西岡はすばらしかった。 |