BOXING 7.1 WBA世界ライト級タイトルマッチ さいたまスーパーアリーナ
畑山、チャレンジャーのごとく攻め込むが判定で惜敗




WBA世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
挑戦者 横浜光 22歳
WBA世界ミニマム級9位 46.9kg(計量時)
12R チャンピオン タイ 35歳
WBA世界ミニマム級王者 47.6kg(計量時)
新井田 豊
判定
116-115
116-113
116-113
チャナ・ポーパオイン

日本人で5人目の2階級制覇を成し遂げた前WBA世界ライト級チャンピオンの畑山に、「新井田は天才」「自分が天才なら新井田は神様」といわしめる程才能に溢れる22才の天才ボクサー 新井田。畑山と同じジムに所属。その新井田が挑戦するのが星野敬太郎達を退けたベテラン日本人キラー王者チャナ・ポーパオイン 35才

1R、2R 両者様子を見合い、動きは少ない。
3R 終了ゴング直前、クリンチのような状態で何かあったのか王者チャナがなんとゴング後に新井田の顔を小突く。それに怒った新井田は大ぶりのパンチで応戦してしまう。ベテランチャンプの陽動作戦か?
4R 解説の畑山曰く、しまってないチャナのボディを新井田が狙い始める。
5R 激しい打ち合いを展開。
6R 打ち合いで新井田が効かされたかと思いきや、接近戦でも盛り返した新井田
7R 頭から突っ込んでくるチャンピオンのチャナ。新井田はやりにくそう。チャナのボディーブローなど重い一発一発が新井田を襲う。終了ゴング直後にチャナがパンチを出した為、又もや新井田がゴング後にもかかわらず打ち返す。新井田の気の強さがよく現れている。
8R このラウンドも激しく打ち合う。新井田もパンチを当てるが、チャナもしっかりと打ち返している。
9R フットワークがさえる新井田。足で王者チャナを翻弄する。新井田の必殺 高速レフトアッパーがでるがクリーンヒットはしていない。しかし、35歳のチャナのスタミナが落ち始めた様子だ。
10R 年齢的にスタミナに難があるであろうチャナだが、インサイドワークに長けておりスタミナを温存するポイントを押さえて戦っているようだ。途中、新井田の左フックが遠い間合いで当たるが倒せない。
11R 新井田足を使って動くが、チャナもここぞというタイミングで攻めてくる。このまま行って 判定で新井田は勝てるのか。
12R 泣いても笑ってもラストラウンド。勝ちを確信しているのか、なかなか攻め込まない新井田。しかし、最後は打ち合いで終わる。

終了のゴングがなると、ポーカーフェイスの新井田に対し、チャナは両手を挙げて勝利をアピール。判定は0−3で新井田。22歳の新世界チャンプの誕生だ!!必殺左のトリプルは出なかったが初挑戦で王座を奪取。