合気道の根本である中心力、その中心力の極限である集中力、さらに発展して武道のエッセンスであり最高の状態である呼吸力について、合気道の達人、塩田剛三が全身全霊で伝授する。
日本のみならず世界にその名をとどろかせた合気道の達人、塩田剛三が逝って(1994.7.17)10年が過ぎた。生前、塩田剛三はよく言っていた。「呼吸力は年齢に関係なくいくらでも発揮することができる。合気道は思いのままだ」と同時に「死ぬまで修行だ」とも。人々が合気道を学び、その理合を知ることを心から願っていた。人と人が手を結び、天地自然の理に目覚めることに願いを込めていた。ここに収録された映像は、生前の塩田剛三の合気道の技と心を後世の人々に伝える大いなるメッセージである。 収録時間:3枚組250分 カラー 音声:ステレオ リージョン:ALL [出演] 塩田剛三(SHIODA GOZO) 1915年9月9日東京四谷に生まれる。幼少より柔道、剣道を学び、1932年、合気道開祖・故植芝盛平の門に入る。以後約8年間を内弟子として開祖の身近で修行を積む。1941年、拓殖大学を卒業し、中国、台湾、ボルネオ各地に派遣され、それぞれの地で合気道の普及に努める。1946年に帰国し、茨城県岩間の合気苑で植芝盛平先生の下、再び修行に励む。1955年、日本総合古武道大会にて最優秀賞を受賞。1956年、合気道養神館設立。1961年、植芝盛平先生より当時最高位であった合気道9段の允可を受ける。1994年7月17日惜しまれつつ逝去。 1957年より警視庁機動隊合気道専修制度が発足。さらに警視庁婦人警官の必修課目として長年指導を続けた。現在は数多くの高弟たちが塩田剛三直伝の技を受け継いでおり、合気道養神館は、実戦合気道の総本山として武道界にその名をとどろかせている。 [収録内容] DISC.1 塩田剛三演武編 1955~1985 約30年に渡る演武の中から、「神技・塩田剛三」「神技伝授」(VHS及びDVD発売中)に収録されていない演武を初公開する。また、1984年に行われた「肘のタイミング」についての指導も特別収録。 DISC.2 塩田剛三直伝編 1990.4.12~5.26 「黒帯会」及び「研修会」に於いて、塩田剛三自ら合気道の奥義を伝授した。最晩年の指導風景である。 DISC.3 塩田剛三特別講議編「構え」1991.2.23 内弟子を中心に、基本中の基本である「構え」について約1時間指導された(新宿道場)。映像に残る塩田剛三最後の指導風景である。
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