l武藤、小島、カシンと主力選手が離脱し、長州力の新団体設立の噂も流れ戦力不足から揺れ動く新日本プロレスが今回大型新人を発掘し新日本プロレス及び闘魂クラブに入団させることを発表した。新日本プロレスに4人が4月1日付で練習生として、闘魂クラブには1人がアテネ五輪を目指すアマチュアとして入団する。
新日本プロレスに入団するのは昨年9月にあった新日本の入門テストに合格した4人。皆、22歳が3人と24歳が1人という将来有望な若い戦力だ。そののうちの1人、後藤洋央紀は現在新日本で活躍している若手・柴田勝頼の桑名工高時代の同級生で高校時代のレスリングの実績は柴田より上と自らがアピールし今からプロ向きの片鱗を見せた。他に、青学大レスリング部主将を務め身長187センチと大型の中邑真輔やキックボクシングや柔術など色々な格闘技を経験してきた山本尚史、東海大レスリング部の田口隆祐とレスリングや格闘技の基礎ができた有望株ばかり。闘魂クラブに入団する森角祐介にいたってはアマチュアレスリング・グレコローマン97キロ級の全日本王者でありアテネ五輪をすでに闘魂クラブ所属のシドニー五輪銀メダリストの永田克彦(プロレスラー永田裕志の弟)と共に目指す。そして、五輪後にはプロ入りも考えると後のプロレス入りの可能性も示した。
新日本プロレス入団4名:
* 中邑 真輔(なかむら しんすけ) 22歳 187センチ 93キロ
青山学院大レスリング部主将を務めた。01年全日本レスリング選手権フリースタイル97キロ級4位。
* 後藤 洋央紀(ごとう ひろおき) 22歳 182センチ 85キロ
国士舘大レスリング部出身。01年全日本学生レスリング選手権グレコローマン85キロ級3位。
* 山本 尚史(やまもと なおふみ) 24歳 184センチ 95キロ
レスリング、空手、キックボクシング、ボクシング、柔術、シュートボクシング、総合格闘技を経験。正道会館フリースタイル無差別級優勝。アマチュアシュートボクシング重量級ベスト8。
* 田口 隆祐(たぐち りゅうすけ) 22歳 180センチ 83キロ
東海大レスリング部出身。中距離走、サッカー、レスリングを経験。
闘魂クラブ入団1名:
* 森角 祐介(もりかく ゆうすけ) 22歳 184センチ 92キロ
日本体育大レスリング部出身。00、01年全日本レスリング選手権グレコローマン97キロ級2連覇。
アテネ五輪を目指す。