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武藤敬司、遂に7冠を獲得。川田利明は無冠のまま。


全日本プロレスの12.7 日本武道館大会で武藤敬司・太陽ケア組が川田利明・長井満也組を撃破し全日の世界最強タッグトーナメントを制した。武藤は3冠ヘビー(インタ、PWF、UN)、世界タッグ(インタ、PWF)、IWGPタッグの6冠王に加え前人未到の7冠目をゲットした。完全にタイトルコレクターと化した武藤は12月11日に新日本プロレスの藤波の挑戦をうけるがその試合に勝って「川田と3冠戦をやりたい」と来年の挑戦者にこの決勝で武藤が「熱意を感じた」という川田の名を挙げた。

両ひざの調子は最悪だった武藤だが相棒のケアは絶好調。天龍・冬木組を破り決勝まで上がって来た武藤は川田の延髄斬りやジャンピング・ハイキックなどに耐えて低空ドロップキックを連発。チャンスと見るや武藤はケアとのシャイニング・ウィザードの競演。川田を場外に落とすと、ケアが長井をハワイアン・スマッシャーで仕留めた。

結局2001年も無冠のまま終わってしまった全日のエース川田は「長井の成長は全日にとってのプラス。このまま武藤にあんな多くのベルトを持たせておくわけには行かない。」とフラストレーションの溜まった全日ファンに対してタイトル奪回の約束をした。

7冠奪取をした武藤は「これで全日本の一年を良いかたちで締めくくれた」と満足げ。そして、まだ武藤のカードが未発表である新日本プロレスの1.4へは「タッグで2大シングル(小川vs佐々木、藤田vs永田)を喰ってやると1.4新日への参戦をほのめかした。


2001世界最強タッグ決定リーグ戦優勝戦無制限1本

太陽ケア(勝ち)   武藤敬司
(16分49秒片エビ固め)
長井満也(負け)  川田利明