NEW JAPAN 10.8 新日東京ドーム大会 結果速報
秋山・永田組快勝。小川は1.4ドームで宣戦布告!




5ヶ月以上も姿をくらまし、米国でバーリ・トゥード特訓を終えた佐々木健介の復帰戦、プロレスリング・ノアの現役GHC王者・秋山準の新日初参戦、往年の名レスラー テリーとドリーのファンクスおよびボブ・バックランドの新日登場、230cmの巨人タッグのハンディキャップマッチなどなど色々な要素が詰まった興行になったドーム大会。小川も現れ、おどろきの連続。同日開催のK-1福岡大会との興行・視聴率対決の結果はいかに?


第9試合 プロレス50周年ドリームマッチ 60分1本
ノア・GHCヘビー級王者(秋山)
2001年G1クライマックス優勝(永田)
28分4秒 3冠王者(武藤)
全日本プロレス所属(馳)
秋山 準
○永田 裕志
3カウント

(バックドロップ・ホールド)
武藤 敬司
馳 浩X

ついにノアの現役GHCヘビー級王者の秋山準が新日マットに上がった。30分弱というロングランマッチは観客を飽きさせることなく熱戦を繰り広げた。秋山と武藤の絡みも見ごたえ充分。途中、武藤のヒザ集中攻撃に苦しんだ秋山だったが、武藤の必殺シャイニング・ウィザードをブロックし、受けの強さを見せ付けた。そして、隙を突いて武藤に掟破りの逆シャイニング・ウィザードを叩き込んだ秋山。そして、秋山がナガタロックII、永田がフロント・ネックロックとお互いの得意技を交換し炸裂させたりとチームワークもばっちりだ。馳も絶好調でジャイアントスウィングを爆発させ会場を沸かせる。しかし、最後は永田がバックドロップ・ホールド2連発を馳にきめて3カウントを奪った。試合後、秋山は「武藤はすごい。魅せるという点では日本一」と賞賛した。


健介復帰戦 無制限1本勝負
猪木事務所 6分36秒 新日本プロレス
藤田 和之
TKO

(グランドでのパンチ)
佐々木 健介

ほぼ半年ぶりの新日マットへ復帰を果たした健介。その健介の大切な復帰戦のリングに突如、小川直也が現われマイクを掴む。「巴戦はどうなった」とがなりたて、藤田、安田、健介、中西、永田の名を呼び「1.4 東京ドーム ここでやってやる!」とマイクで叫んで走るように退場した。同日開催のK-1福岡大会に乱入するといっていた小川が猪木が福岡にいくことになって急遽新日へターゲットを変更し、まわりを驚かせた。しかし、小川は大晦日に「猪木祭り2」参戦が確定的で4日後のドームにも参戦するのは難しいのではないかと思われるが。なにはともあれ、意外にあっさりとした乱入だったが、健介にとっては非常に迷惑だったに違いない。

健介は身体を絞った分だけスピードが増したようだ。対する藤田はミルコ戦後、怪我の為静養した時期が長く、ミルコ戦で絞った体重も少しリバウンドしているように見える。試合開始早々、健介が強烈なラリアット、ストラングルホールドなどを連発して藤田を追い詰める。急角度のバックドロップも飛び出し、藤田を危険な角度でマットに叩きつける。しかし、監獄ロックを健介がかけているような状況から藤田が下から頭部や顔面にパンチを連打し、健介をKO。レフェリーが試合を止めた。試合後、ダメージを負った藤田は安田に負ぶわれて退場するほど、疲れ果てた様子。


第7試合 無制限1本勝負
新日本プロレス 6分2秒 フリー
中西 学
ギブアップ

(フロント・ネックロック)
安田 忠夫

他流試合を経験し、新日でもG1で好成績を残し目覚めた安田に対し、プロレス最強を証明するため立ちあがった中西もグッドリッジにリベンジを果たして波に乗る。タックルをひざ蹴りで安田に止められたりしながらも、最後はフロント・ネックロックを決めて中西がギブアップを奪った。


第6試合 タッグマッチ60分1本勝負
新日本プロレス 10分40秒 T2000
○長州 力
西村 修
3カウント

(リキ・ラリアット)
天山 広吉X
小島 聡

IWGPタッグを失い精彩を欠くテンコジタッグは長州・西村の即席タッグにやられてしまう。最後は長州のリキ・ラリアットを天山が食らい万事休す。試合後、天山と放送席の蝶野が口論になりT2000の内部紛争も激しさを増しているようだ。


第5試合 藤波辰爾デビュー30周年記念タッグマッチ 60分1本勝負
10分40秒 ザ・ファンクス
○藤波 辰爾
ボブ・バックランド
3カウント

(逆さ押さえ込み)
ドリー・ファンクJr.X
テリー・ファンク

プロレス50周年メモリアル・マッチとも名打たれたこの試合で伝説の”ザ・ファンクス”が復活。そして、”ニューヨークの帝王”ことボブ・バックランドも復活。古くからのプロレスファンには夢のカードだが、実現したタイミングがあまりにも遅すぎて色々な意味でがっかりさせられたファンも多かったのではないだろうか。バックランドがキーロックを掛けたドリーをそのまま持ち上げてコーナーに載せたり、ファンクスがスピニング・トーホールドを繰り出し見せ場は作ったが相手を気遣いながら戦うプロレスはつらいものがある。最後は藤波がドリーを逆さ押さえ込みで仕留めた。


第4試合 IWGPジュニアヘビー級タイトルマッチ 60分1本勝負
挑戦者 0分26秒 王者
石澤 常光
(ケンドー・カシン)
ギブアップ

(腕ひしぎ逆十字固め)
成瀬 昌由

リングスで育ち、新日のリングに電撃移籍し、いきなりIWGPJr.ヘビーのタイトルを奪取した成瀬。対するはPRIDEのリングでグレイシーにリベンジしたケンドー・カシンこと石澤。格闘技路線を歩む両選手だが、なんとマスクを脱ぎカシンではなく石澤として入場してきたのには会場もびっくり。成瀬の攻撃を無造作に受ける石澤だが、いきなり飛びつき回転し、逆十字固めを決めて成瀬はたまらずギブアップ。何と秒殺でIWGPの王座を奪取してしまった。東京ドームの大一番にもかかわらず、マスクをつけず、秒殺してしまったのは石澤のどんなメッセージなのだろうか。今後も目が離せない。


第3試合 無制限1本勝負
"PRIDEの番人" 3分38秒 新日本プロレス
ゲーリー・グッドリッジ
TKO

(マウントパンチ)
小原 道由

柔道をバックグラウンドに持つ小原の格闘技路線の第1歩となるこの試合。しかし、相手はPRIDEと新日とK−1をまたにかけて活躍する百戦錬磨のグッドリッジ。最後はマウントパンチを浴びる小原にレフェリーストップ。


第2試合 2対4変則ハンディキャップマッチ30分1本勝負
Club 7 9分6秒 新日本プロレス
○ジャイアント・シルバ
ジャイアント・シン
3カウント

(ボディープレス)
井上 亘X
棚橋弘至X
鈴木健三
吉江 豊

シルバもシンもともに230cmの巨人。引き連れて歩く蝶野が子供のよう。二人が所属するClub 7とは身長が7フィート以上の人間のグループだという。シンはボディービルダーであの身長でありながら筋肉質の身体を持つ。新日プロレスデビュー戦とは思えないシンはいい動きをみせた。最後は井上と棚橋をまとめてシルバがプレスし、二人まとめてフォール。


第1試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
新日本プロレス 11分18秒 T2000
○田中 稔
エル・サムライ
獣神サンダー・ライガー
ギブアップ

(ミノルスペシャル)
邪  道
外  道
AKIRA X