PRIDE 7.29"プライド15"日本人がらみカード発表
桜庭の相手も決定!猪木軍団vsK-1をプライドがバックアップ?



7.29 PRIDE 15 さいたまスーパーアリーナ大会において世界の桜庭の復帰戦の相手が決定した。対戦相手はクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン。米国テネシー州出身。185cm 87kg。アメリカのノールール金網デスマッチの”キング・オブ・ザ・ケージ”で活躍しているブラックファイターだ。レスリングをバックグラウンドとし、先日米国のUFCで宇野薫と対戦して敗れたファビアノ・イハにも師事し柔術のテクニックも学んでいる。VT戦では10戦9勝1敗。当初は希望する対戦相手を訊かれカーロス・ニュートン、アラン・ゴエス、ヘンゾ・グレイシーら「手が合いそうな」選手の名を挙げておりそこに強敵シウバとそして以前激闘を繰り広げたホイス・グレイシーの名も挙げていたが、日本では未だ無名のジャクソンにしたのは今回は復帰戦で肩慣らしといったところか。桜庭は「あまり殴られないようにして、良い試合をしたいと思います」と相変わらずのコメント。 怪獣王子こと佐竹雅昭は敗戦から見事立ち直り、前回元リングス王者のアイブルにギブアップ勝ちをおさめた北の最終兵器ことイゴール・ボブチャンチンと打撃対決が決定。ロシアン・フックに対しジャパニーズ・アッパーで対抗するという。 前回シウバも認めるペレに判定ながらも快勝し勢いに乗る松井大二郎は現在K-1でも活躍し、あのジェロム・レ・バンナとも闘ったエベンゼール・フォンテス・ブラガと対戦。ブラガは以前パンクラスの船木と引き分け、松井の兄貴分・桜庭には敗れているがバーリ・トゥードでは名の知れた選手。松井は対戦経験のある桜庭からアドバイスをもらいながら策を練るという。 ヘンゾ・グレイシーと寝技対決をする予定だった大山峻護はヘンゾが練習中に左手薬指と小指を脱臼したため欠場、代わって柔術マッチであのホイスを絞め落したことのある柔術の古豪ヴァリッジ・イズマイウと対戦することとなった。ヘンゾが欠場なのは残念だがイズマイウもやはり柔術の達人なので寝技対決には違いない。イズマイウが当時の実力をどこまで維持しているかが注目だ。新日プロレスラーのケンドー・カシンこと石澤常光とハイアン・グレイシーの対決カードに変更はない。


7.29 PRIDE 15 さいたまスーパーアリーナ大会 追加及び変更カード


桜庭和志VSクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
イゴール・ボブチャンチンVS佐竹雅昭
松井大二郎VSエベンゼール・フォンテス・ブラガ
大山峻護VSヴァリッジ・イズマイウ
 
これら追加カードに加え、今年度リングスKOK王者アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラが、PRIDEに参戦し、7.29 PRIDE 15 さいたまスーパーアリーナ大会で、PRIDE・GP王者マーク・コールマンとの頂上決戦が噂されている。以前、元リングズ無差別級王者だったギルバート・アイブルがPRIDE参戦したが、アイブルは打撃系の選手でありプライドのリングではまだこれといった活躍はしていない。しかしノゲイラはオールラウンドプレイヤー。アイブルに比べプライドルールに対応するのも早いだろう。もし、リングスとPRIDEの現役王者同士の激突がすれば激闘間違い無しだ。 しかし、ここへ来てプライドによるリングス外国人選手の引き抜きがすさまじい。リングでは他団体選手が対決しているが、興行団体でもあるプライドとリングスも団体同士でリング外で闘っているのだ。 又、PRIDEを主催するDSEの森下直人社長が、PRIDEのプロデューサーでもあるアントニオ猪木とK−1のプロデューサーでもある石井正道会館館長が提案している猪木軍団VSKー1企画に、全面協力する意思を示し、今後の展開次第ではPRIDE選手の出撃を前向きに検討するという話もある。色々な意味でボーダレス時代だ。 ?