1回戦 第1試合 |
オランダ ボス・ジム 195cm 101kg 35歳 97・99・00年 K-1 World GP王者 |
1R3分00秒 | ベラルーシ 23歳 01年ヨーロッパ地区予選イタリアGP優勝 |
アーネスト・ホースト ERNESTO HOOST |
KO |
セルゲイ・グール SERGEY GUR |
Mr.パーフェクトに対するはヨーロッパ地区予選イタリアGPを制した若干23歳のセルゲイ・グール。しかし、ホーストは技術で圧倒する。首相撲からひざの打ち合いでホーストの左ひざがグールのレバーをきれいにえぐりダウンを奪い、再度パンチでもレバーを襲い1R終了と同時に再度ダウンでKO。 |
1回戦 第2試合 |
ニュージーランド 01年オセアニア地区予選優勝 |
1R2分52秒 | 日本 フリー |
マーク・ハント MARK HUNT |
KO |
天田 ヒロミ HIROMI AMADA |
昨年、ジェロム・レ・バンナが唯一KOできなかったファイター、マーク・ハント。サモア系独特の頑丈さとタフさを誇る。パンチにも定評がある。一方、元アマチュア・ボクシング全日本王者の天田もパンチが得意なので殴り合いは必至と思われたが、結末はあっけなかった。上体を柔らかく使ったハントの伸びる右ストレートが天田の顔面を捕らえ、コーナーまで吹っ飛ばしKO。 |
1回戦 第3試合 |
カナダ 36歳 |
1R 1分24秒 | クロアチア 26歳 00年ベスト8 |
マイケル・マクドナルド MICHAEL McDONALD |
KO |
ミルコ・クロコップ MIRKO CRO COP |
K-1のリングで96年にレバンナ、99年にベルナルド、今年の3月にはアーツなど次々と大物を下してきたクロコップだが唯一勝てない大物がいる。ホーストだ。目下、3連敗中で今回こそはリベンジ、ホースト越えかと意気込んでいたがここで大きな落とし穴。勝ち上がれば今大会決勝でホーストとあたるクロコップはナーバスになっており、気持ちもホースト戦にいってしまっているのか、それともマクドナルドが眼中にないのか。無造作に首相撲にいくとマクドナルドの右フックを顎に入れられふらつき、そこからマクドナルドの連打でダウン。立つが続けてパンチのラッシュをうけスタンディング・ダウンをとられまさかの初戦負け。 |
1回戦 第4試合 |
英国 イーグル・ジム 191cm 114kg |
2R 2分05秒 | ギリシャ |
マット・スケルトン MATT SKELTON |
KO |
パリス・バジリコス PARIS VASILIKOS |
仕事を辞め、生活の糧をK-1一本に絞ったスケルトンが10ヶ月ぶりにK-1のリングに帰ってきた。大英帝国の重戦車はすごい圧力で攻め立てる。前半はバジリコスも互角に打ち合うがバジリコスがコーナーに追い詰められ右のキックを出した刹那にスケルトンはその蹴り足をキャッチしながら右ストレートを合わしてダウンをとる。バジリコスなんとか立つが、スケルトンにラッシュされ再度殴り倒される。 |
準決勝戦 第1試合 |
オランダ ボス・ジム 195cm 101kg 35歳 97・99・00年 K-1 World GP王者 |
3R 3分00秒 | ニュージーランド 01年オセアニア地区予選優勝 |
アーネスト・ホースト ERNESTO HOOST |
判定 3−0 |
マーク・ハント MARK HUNT |
1R、闘志満々のハントに正確なローをコツコツと入れていくホースト。 2R、ホーストがリズミカルなコンビネーションで攻めるが、ローへいったところにハントにボディへパンチを合わせられバランスを崩し後ろに倒れるホースト。何とそれをレフェリーがダウンにとってしまい、驚くホースト。そこから急にリズムが狂ってしまうホースト。ハントに押されるようなイメージで2R終了。 3R、ホーストは何とか調子を取り戻し、ハントはホーストのローが効いたか、スタミナ切れか、後半スローダウン。 |
準決勝戦 第2試合 |
英国 イーグル・ジム 191cm 114kg |
3R 3分00秒 | カナダ 36歳 |
マット・スケルトン MATT SKELTON |
判定 3−0 |
マイケル・マクドナルド MICHAEL McDONALD |
20キロの体重差のある両者。軽いマクドナルドはスケルトンの首相撲をボディへのパンチで外そうとするが外せない。3Rにはマクドナルドがスピーディーなパンチコンビネーションで重戦車をぐらつかせる場面もあったがやはりスケルトンに押されてしまう。 |
決勝戦 |
オランダ ボス・ジム 195cm 101kg 35歳 97・99・00年 K-1 World GP王者 |
3R 3分00秒 | 英国 イーグル・ジム 191cm 114kg |
アーネスト・ホースト ERNESTO HOOST |
判定 2−0 |
マット・スケルトン MATT SKELTON |
1R、やはりコツコツとローを入れていくホースト。
2R.一進一退の攻防。スケルトンもいつもに比べ慎重に攻める。しかし、スケルトンのバッティングによりホーストの左目尻から鮮血がほとばしる。ドクターストップか?と思われたが、ホーストが続行を希望。スケルトンに注意が与えられ再開。ここぞとばかりに攻め込むスケルトン。そのまま、2R終了。
3R、すごいプレッシャーで攻め込むスケルトン。首相撲で振り回され何度も転倒するホースト、危うし!流血で片目もほとんど見えない状況の上、16キロほどの体重差はやはり大きい。しかし、ホーストフラフラになりながらも王者の意地を見せ打ち合う。判定は2−0でホースト。いよいよホーストは前人未到のWORLD GPの三連覇、通算四度目(K−2GPを入れれば5度目)の王座獲得に向け第一関門を突破した。 ちなみに優勝したホーストは6万ドル(約720万円)、準優勝のスケルトンは2万ドル(約240万円)、3位のマクドナルドとハントは1万ドル(約120万円)ずつ賞金を受け取った。 |